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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第一章 転入
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その13

「学園長に指名されるとなると、有名人なのか?」

 レクサールは首を(かし)げた。

「いや、小さい頃から世話になっているだけだ。姉の同級生でね。頭が()がらん」

 リオンは肩を(すく)めた。

「ん、お姉さんがいるのかい?」

「ああ。一応この学校の理事長だな。うちが姉の入学と同時期に多額の出資をしてな。資金を一番出しているのがうちになったから、姉の卒業と共に元々この学校の経営権を持っていた学園長の家が(ゆず)り渡したという流れか。まあ、俺も入学したんで、うちの出資額がそれぐらいしないと洒落(しゃれ)にならない額になったという話も聞くけどな」

 つまらないことを話したとばかりに、リオンは首を横に振った。

「そこら辺も風紀委員に(にら)まれる原因の一つかい?」

「かもなあ。確かに、経営側の一門衆がルールを(やぶ)るのは(よろ)しくないよな」

 レクサールの疑問に、多少(きょ)を突かれたのか、驚いた表情を浮かべながら、リオンは首を縦に振った。

「……それは考えた事無かったのかい?」

 (みょう)に抜けた発言をするリオンを見て、レクサールは中半(なかば)(あき)れた。

「いや、うちがスポンサーだったことをすっかり忘れていた。そう云えば、経営側だったな、俺」

 頭をポリポリと()きながら、「あー、成程(なるほど)。そりゃ、目を付けられるかあ」と、リオンは溜息(ためいき)を付いた。

「ちっとも考えていなかったのか」

 間の抜けた返事に対して、思わずレクサールは再確認をする。

「想定外でしたな」

 苦笑しながらリオンは(おど)けた(てい)で答えた。

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