プロローグ
始まりました、よろしくお願いします
本日は(番外編含め)8話投稿予定ですー
彼の姿を見た時、思わず胸を押さえた。
しばらく会わないうちに髪の毛には白髪が混じり始め、口元には深いシワができている。 若かりし頃の鋭い覇気は薄れ、代わりに積み重ねられた年月という名の、重厚で老成した雰囲気をまとっていた。
その隣に立つ、若さだけが取り柄の「私の婚約者」をそっちのけて、思わず視線が釘付けになる。
「……良い。最高ですわ」
それが彼――数年ぶりに再会した婚約者の父を見た感想だった。
◇◇◇◇◇◇
5年後。
「セリーヌ、すまない。君との婚約を破棄させてくれ」
ついに、この時が来てしまったのね。
想定していたことではあるけれど、いざ現実に起こると、少しだけ胸が痛むわ。
……ええ、こんな公衆の面前で、衆人環視の晒し者にされてしまう彼が、あまりにも哀れで。
でも、途中でうやむやにしてはいけないわね。
今日まで泳がせてしまったのは、私の甘さが招いた事態だもの。
もっと早く、彼がまだ人間だった頃に引導を渡していれば、ここまで無様なことにはならなかったでしょうに。
けれど過去を振り返っても遅いわ。
幕が上がってしまった以上、舞台袖に戻ることは許されない。
最後まで、美しく踊り切って差し上げましょう。
「ご存じないのですね、ブラム様」
ああ、危ない。思わず口の端が吊り上がりそうになってしまった。
まだ、その時ではないのに。
「私たちの婚約は――一ヶ月前に、既に解消されておりますわよ?」
深夜テンションと酔いの効果で生み出されたものです
書いてて笑いが止まりませんでした
しばらくお付き合いいただけますと幸いです
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