言えない3文字
今の気持ちを整理しながら書きました。
男の恋事情、良かったら読んでください。
去年の10月に彼女ができた。
一昨年のちょうど同じ頃に別れた人だ。
ちょっとした出来心で彼女と1番仲がいい男友達をTwitterでフォローしたことで、再び彼女と繋がり意気投合して繋がった2日後くらいに付き合えた。
それはそれは幸せで、毎日楽しく通話をしていた。こんなことを言うのはあんまし良くはないが、元カノと比べたら天と地の差があるほどに楽しかったし嬉しかったのだ。
というのも去年別れたきっかけがとても悔いの残るものであったため、より一層楽しく、嬉しく感じたのだろう。
一昨年に彼女と出会い、元カノと別れて相談にのってもらっていた時期がある。
彼女は相談に乗り共感してくれるだけでなく、辛く悲しんでいる私を笑顔にさせてくれた唯一の人なのだ。彼女は人を笑顔にさせることが得意なだけでなく、彼女自身も笑顔が素敵で、お互いの笑顔を交えることが出来たら幸せな時間、生き甲斐になると確信して私は彼女を好きになった。
その頃の私は精神的にも幼かったため、彼女にアプローチをする自覚もなく「罰ゲームで好きって言って」などと言い、気づかないうちに猛アタックをしていたのだ。この猛アタックを受けた彼女は少しずつ私を意識し始め、ある日付き合うこととなった。
しかし、その期間は短く好きになったタイミングやとある彼女と仲が良い男友達からの偽の告げ口が重なり、彼女は私からの好意を疑うように少しずつ心が離れ、彼女と別れてしまったのだ。
「男友達からの偽の告げ口」はやはり取り消しておこう。
彼女自身はこのことを覚えていなかったので、気にしていたのは私だけだろう。
つまりは私の幼さ、気持ちの伝え方に問題があり、彼女を不安にさせてしまったのだ。
彼女と別れ、自己分析をした後これに気が付き私は幼い殻を破ると決心した。
まずは筋トレをして体とメンタルを鍛えつつ、ずっと続けていたバイトを居酒屋のバイトに変え、コミュニケーション能力を鍛えた。
1年後、まぁかれこれあって私は成長したのだ。
体重も彼女に言われた通り60キロ、コミュニケーションも以前よりはマシになり、自分の成長具合に喜び、誰かに伝えたくなった。
誰かに伝えたい気持ちが浮かんだあと、一番最初に脳内でよぎったのは彼女であった。そこで彼女と仲が良かった男友達のTwitterをフォローし、彼女と繋がったあと一番に自分の成長具合を見せつけた。
彼女の不安も取り除き、再び恋をした。
結局は当時元カノであった彼女のことを忘れられず、ずっと好きでいたのだ。
だからこそ、本当に幸せで楽しく、嬉しかったのだ。
しかし、今はどうだろう。私は彼女のことをまだ好きでいるのだろうか。
少し前、彼女の口から耳を疑うような言葉を聞いた。
「(男友達)と会っていい?お酒飲んだりして、遠いところから来てくれるから家に泊めるつもり。」
男友達と二人っきりでお酒を飲み3~4日お泊まりをするだなんて許可できるわけが無い。もちろん私は断った。すると彼女は不機嫌になったのだ。
この話は最近もした。やっぱり男友達と会いたいんだという彼女の主張に呆れ、私は条件付きで会うことを許可した。
しかし、彼女はまた不満気、更に不機嫌になった。
思えばこの時点で少し気持ちが冷めていたのかもしれない。
私は本当に呆れた思いと、以前お酒で失敗して彼女を悲しませた経験から、彼女はこれを気にすると考えて許可することを決め、しかし不機嫌に
「好きにしていいよ」
と言ってしまったのだ。
彼女は不機嫌なままだったが、どこか悲しんでいる雰囲気を感じた。
私が発したこのとても重く鋭い言葉は彼女の心をまた傷つけてしまったのだろう。
この言葉を伝えてしまった大きな後悔と少しの不機嫌の葛藤が私自身すらも傷つけてしまった。
そこから彼女の気持ちは私から離れ、大きな後悔を抱えた私は彼女の気持ちを追いかけた。
ある時、追いかける私を少し待つように話をしてくれた彼女は自分の気持ちを話してくれた。内容は彼女は、私と付き合う前からその人と会う約束をしていて、ダメと分かっていつつ、私に交渉しにきて断られた事で彼女自身の交友関係を縛られていると感じたから不機嫌になってしまったというものだった。
正直、それでも話してくる前に断っておいて欲しかったが、彼女も人であるため楽しいことに目がいってしまったのだろう。
本当は葛藤なんて甘えたことせずにごめんと言えたら変わっていたのかもしれない。
私はまだこの後悔の重荷をおろせずにいた。
私の彼女を追いかけようとする気持ちが先走り、彼女に不快感を与えてしまう。
彼女は不快感から逃げるように私から離れていく。
今は彼女とLINEでも話せずにいる。
彼女が、追いかける私を待つように話をしてくれたあの時、どうして簡単な3文字さえ言えなかったのだろうか。
私は後悔している。
今はもう成長できる気分でもないから濡れた枕で眠りにつこうと思う。
ごめんという愛の言葉を想いながら。
ここまでありがとうございました。
つづきは彼女との関係が続いてれば、、、ですね。
次回作が作れることを願っています。