いつもと変わらない学校生活
僕達の通う最光学園は初等部、中等部、高等部、大学部があり、杏奈ちゃんは初等部、咲希ちゃんは中等部、僕と明日菜が高等部に通っている。
因みに僕は
「じゃ、あたし達はこっちだから。翔吾、行こ♪」
「翔吾にぃ!お昼一緒に食べようね!」
「いつもの場所で待ってますから。」
「うん!」
「さあさ、早く行くわよ!」
「へいへい。」
クラスに入るといつものように騒がしかった。
陽子を見かけたが特に何も思わなかった。良かった。意外と大丈夫だった。
担任が来るまで特にすることもないので担任がくるまで明日菜と話すことにした。
「おーい!お前ら静かにしろー!」
そうこうしている内に担任がやって来た。
キーンコーンカーンコーン
いつもと代わり映えのしない授業を聞いた後、昼食の時間がやってきた。
早速いつもの待ち合わせ場所の屋上に行くことにした。
僕達が到着すると既に杏奈ちゃんと咲希ちゃんが屋上で待っていてくれた。
「おーい杏奈ちゃん、咲希ちゃん。」
「あっ、翔吾にぃ!」
「ちょっと遅かったですね。」
「担任の話がちょっと長かったのよ。」
「それなら仕方ないですね。」
「そんなことよりも早く食べよ!」
僕達はお弁当を食べることにした。
「美味しー!咲希ねぇのお弁当、いつも通り美味しい!」
「咲希ちゃんてホント料理上手よね!」
「ホントホント。」
「そ、そんなに褒めないでください………。恥ずかしいです…。」
「でも咲希ちゃんてホントすごいよね。僕、杏奈ちゃん、咲希ちゃん、全員の弁当のおかずが違うもん。朝、忙しいのにそんなこと出来るなんてホントにすごいよ!」
咲希ちゃんは僕達のお弁当のおかずはいつもかぶらないように作ってくれている。
おかずを交換し合うのがやりたいかららしい。
因みに今日のおかずは
杏奈ちゃんのおかずがタコさんウインナーと卵焼きとプチトマト
咲希ちゃんがキュウリにハムを巻いたものとミートボールと卵焼き
僕が焼売とブロッコリーと卵焼きだ。
咲希ちゃんは卵焼きの入ってない弁当は弁当じゃないという理論を持っているため、僕達のお弁当には必ず卵焼きが入っている。
因みに咲希ちゃんの卵焼きはお店で売っててもおかしくないレベルで上手だ。
「翔吾にぃ!お弁当のおかずの交換しよ!」
「そうね。そろそろしましょうか。」
「よっ!待ってました!」
「わたしはタコさんウインナー!」
「私はキュウリにハムを巻いたやつです。」
「あたしは昨日ママが作ったコロッケ!」
僕は何にしようかな?よし、焼売にしよう。
「僕は焼売にするよ。」
そしておかずを交換した。あっ、コロッケうめ。
食べ終わった後何もすることがないのでいつものようにおしゃべりした。
キーンコーンカーンコーン
「あ、そろそろ教室に戻りましょ。次の授業始まるわよ。」
「そんな~。もうちょっと翔吾にぃとおしゃべりしたかったなあ。」
「まあこればっかりは仕方ないことですし。」
「それじゃまた帰りにね。」
そして僕達は午後の授業を聞いた後、みんなで家に帰った。今日もいつもと代わり映えのしない日だったなあ。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。
こっちの小説も気が向いたら見てください。
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