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外人さんを助ける

 「さーて、何食べようかな〜。」


 「私は翔吾にいと2人きりで食べられるなら例え泥でも食べられる自信があるからなんでもいいよ!」


 僕は今、杏奈ちゃんと一緒にお昼を食べに外出している。

 今日は咲希ちゃんが友達と映画を見に行ったので家に僕と杏奈ちゃんしかいない。

 そしてお昼時になると杏奈ちゃんが一緒に外食しようと言い出したのだ。

 外食もいいなと思った僕は杏奈ちゃんと一緒に外食へと出かけたのだ。


 というか杏奈ちゃんや。今、泥でも食べられるって言ったような……気のせいだよね?


 そして今、何を食べるか考えながら駅前を歩いていた。ここは飲食店がたくさんあるからね。

 するとどこからか怒鳴り声が聞こえてきた。


 「てめえ、ふざけてんのか!」


 「ん?何だろ?」


 「翔吾にぃ、行ってみよ。あっちの方から聞こえたよ。」


 僕と杏奈ちゃんは声の聞こえてきた方に行った。


 そこには2人のいかにも不良ですといった感じの男が金髪で目が青い外人ぽい女性を囲んでいた。


 「オー、ワタシココイキタイネ。サッサトオシエヤガレゴザマス。」


 「てめえ俺たちのこと舐めてんのか!?」


 「お、なあなあコイツよく見たらいい体してんぞ。」


 「お、言われてみれば確かに……よし、俺たちが連れてってやるよ。」


 「オー、ホントカ。ジャアハヤクツレテイキヤガレ。」


 「ああ、連れてってやるよ。ま、お前の行きたい場所とは限らんがな……ヘッヘッヘッ。」


 コイツらあの人に何かする気だな。許せない。


 「ねえ翔吾にぃ。あのクズ男達をぶっ飛ばして。すごく胸糞悪いから。」


 「もちろん。」


 僕はヤンキーの所に行った。


 「ねえ、あんた達。」


 「あ?なんだてめえ。」


 「その人をどこに連れて行くつもり?」


 「どこに連れてこうが俺たちの勝手だろ?大体コイツが行きたい所があるから連れてけって言ったんだしな。俺たちはコイツを案内するだけだぞ。わかったらとっとと失せろ。」


 「嘘はいけないなあ。君達案内なんてするつもりないでしょ?君達の発言はしっかり録音したからね。」


 僕がそう言うとヤンキーの1人が殴りかかってきた。


 僕はそれを避けて隙だらけになったヤンキーのみぞおちに膝蹴りをくらわせ、怯ませたところで思い切り踏みつけて気絶させた。


 「てめえ何しやがんだ!」


 もう片方のヤンキーが僕に向かって蹴りを放ってきた。

 

 僕は蹴りを避けてヤンキーの足を掴み、片足を払ってバランスを崩して地面に叩きつけた。


 「杏奈ちゃん、撮った?」


 「もちろーん!相手が先に攻撃してきたから翔吾にぃが自分の身を守るために攻撃したって証拠、残しといたよ!」


 「ありがとう!さ、大丈夫でしたか?」


 「コイツラナンデオマエコウゲキシタ?」


 「実はコイツらはあなたにいかがわしいことをしようとして……」


 「イカガワシイ?ナンダソレハ。オシエヤガレ。」


 「あの、日本語って最近覚えましたか?」


 「ソウダ。コノマエオボエタ。」


 「じゃあ日本語以外は何話せます?」


 「エイゴダ。ココクルマエハアメリカスンデヤガッタ。」


 アメリカ人だったのか。よーし。


 『あー、分かります?』


 『もちろん!英語話せるんですか?』


 『はい。まあそれなりには。』


 『それで「イカガワシイ」の意味を教えてくれませんか?』


 『あー、「いかがわしい」という意味はですね、簡単に言えば卑猥な意味ですね。』


 『ふ、ふえっ!?ひ、ひ、卑猥な意味だったんですか!?』

 

 『はい。さっきの男たちはあなたにいかがわしいことをしようとしてたんですよ。だから助けたんです。』


 『そ、そうだったんですか。助けてくれてありがとうございます。私はフラン・ビュティーと言います。』


 『僕は神代翔吾って言います。』


 『翔吾様ですか。あ、あの、助けてもらって言うのもなんですがこれがあるところに行きたいのです。案内してもらえることってできますか?』


 フランさんはそう言って俺にスマホを見せてきた。


 これは……寿司?


 『寿司が食べたいんですか?』


 『はい!日本にきたら絶対食べようって思ってたんです!』


 寿司かぁ〜。あ、そうだ。僕も写真見てたら寿司食べたくなったしお昼は寿司にしよっと。


 『いいですよ。僕もお寿司食べようと思ったので一緒に行きましょうか。』


 『は、はい!お願いします!』


 「杏奈ちゃん。今日のお昼はお寿司にしようか。」


 「おしゅし?う、うん……。」


 「どうしたの?顔すごく赤いけど。」


 「翔吾にぃの英語をペラペラ話す姿が凛々しすぎて興奮と妄想が止まらなくて……あ、翔吾にぃがあの発音で私の耳元で囁くシチュを妄想したらまた鼻血が……ムヘヘヘヘヘ……」


 『こ、この子大丈夫ですか?鼻血が出ているようですけど……』


 『あー、しばらくすれば元に戻るから大丈夫ですよ。』

 

 『そ、そうですか。』


 フランさんは杏奈ちゃんにちょっと引いてるようだ。

 そりゃまあそうだろうね。今の杏奈ちゃんは小学生がしていい顔をしてないからね。はっきり言うと不気味としか言いようがない。


 そして13分ぐらいで杏奈ちゃんは正常に戻った。後で人前であんな顔をしないようにと言っておかないと。

 受験シーズンのため、かなり遅れちゃいました。次の更新もかなり遅れるので先に謝ります。ごめんなさい。



 作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。

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