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翔吾と寝るためのババ抜き勝負

ホテルでの夕食を食べ、部屋に戻るとみんなの雰囲気が変わった。

いったいどうしたんだ?


「さあ、みんな、勝負の時間よ………。」


「絶対負けられない………。」


「今回ばかりは本気出します!みなさんごめんなさい!」


「あら、本気出します!とか言ってるやつってだいたい負けるわよね。というわけで燐火は負け確定ね。」


「さっそくライバルが1人減ったと………。」


「みんな。さっきから何を話してるの?勝負がどうとか言ってるけどさ。」


僕は何を話してるのか理解ができなかったので聞いてみた。


「何って今日の寝る場所を決める勝負に決まってんでしょーが。」


「因みに翔吾はどの場所で寝るつもりなの?」


「え?僕はいつもベッドだから今回は布団で寝ようかなって思って………」


「よし!絶対勝つわよ!」


「布団の大きさ的に一緒に一緒に寝れるのは1人までですね。これは負けられません。」


「翔吾にぃと布団にinするのは私………。」


「いやあ、面白いことになりましたね。」


「おわあ!て、天子さん?いつの間に………というか何でここに?」


「おもしろ………皆様のボディーガードをしなければと思いまして。」


絶対嘘だ!今、完全に面白そうって言おうとしてたし。


「で、皆様はどのような対決をなさるのですか?」


「ババ抜きよ。これなら平等だしね。みんなは文句ある?」


『ありません!』


ババ抜きかあ。確かにこれなら大人子供関係なく勝負ができるな。


『ルールは4人二組に分かれてそれぞれのグループの1位、2位が決勝戦へ。そして勝った順にどこで寝れるか決められるのよ。因みに3位、4位の人は後の順番を決める戦いをしておくこと。分かった?』


『分かった!』


「じゃあここに赤と白のくじがそれぞれ4つずつあるから赤を引いたグループと白を引いたグループに分かれて。」


そしてくじの結果、赤グループが明日菜、真魚さん、雪美さん、杏奈ちゃん。白グループが真理ねえさん、咲希ちゃん、燐火、茜ちゃんと決まった。


「真魚さんと一緒かあ………真魚さんってなんか強そうなんだよね………」


「でも負けないよ!」


「絶対に勝つ!」


「ふふふ、かかってらっしゃい。」



「ふふふ、小学生時代にババ抜きの真理ちゃんと呼ばれた私の実力を見せてあげるわよ!」


「私だって小学生のときのお楽しみ会でババ抜き大会をしたときは優勝した経験がありますよ。」


「ババ抜きはあまり勝ったことないですけど絶対に負けませんよ!」


「わ、私も頑張ります。」


「さあ、それではババ抜き大会のスタートです!」








「ま、真魚さん強すぎ………表情が読めなかった………。」


「ああ~翔吾くんと寝たかったな~。」


「待っててね翔吾にぃ!」



「ふっ、私の実力は衰えていなかったようね。」


「そ、そんな………私が負けるなんて………。」


「うう、負けちゃいました………。」


「勝てて良かった………」


決勝に進むのは真魚さん、杏奈ちゃん、真理ねえさん、茜ちゃんに決まったようだ。


「はーい。それでは決勝戦を始めるので集まってくださーい。」


「社長、この前の卓球勝負のときみたいにしてあげますよ。」


「ふん!その余裕を持った顔をすぐにくずしてあげるわよ!」


「絶対に私が勝つ!!!!!」


「が、頑張りましゅ………。」


「それではスタートです!」








そして2時間が経過した。全然勝負がつかないので見るのが飽きた僕は天子さんとポ◯モンバトルをしている。因みに今は僕が7勝で天子さんが9勝している。


「よし、これで僕が8勝ですね!」


「やりますねえ翔吾様。私は使用人の中でもポ◯モンバトルは一番強いのですがまさか私に8回も勝利するとは。」


「ええーーーーっ!?」


お?なんだ?


「どうやら決着がついたようですね。確認しに行きましょう。」


そして僕達が見に行くとうなだれている真理ねえさん、真魚さん、杏奈ちゃんがいた。


ということは………


「勝利したのは茜様でしたか。それでは優勝したご褒美に翔吾様と一緒に寝られるという特権をプレゼントです。」


「わ、わたひが翔吾さんと………ぼっ。」


「あ、あー……よろしくね?」


「よ、よろひくおねがいしましゅ!」


というわけで僕は茜ちゃんと一緒に寝た。もちろん何もしていないよ。強いていうなら茜ちゃんの寝相が悪くて顎にエルボー食らって気絶したぐらいしかないけどね。

作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。

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