引っ越しとお寿司
「そういえば他のご家族はどうしたんですか?」
「お父さんとお母さんは仕事で忙しいから一緒に引っ越すことは出来なかったけど休みがとれた日は必ず遊びに来る約束をしてるから大丈夫です。あと、おばあちゃんは今日はちょっと用事があったから明日ここに来るんです。」
やっぱり不動グループの人間だから忙しいのかな。
それじゃあ引っ越しを手伝うか。
話し合いの結果、僕と重蔵さんが重蔵さんの部屋、杏奈ちゃんと茜ちゃんが茜ちゃんの部屋、咲希ちゃんと真理ねえさんがリビングを担当することになった。
僕は重蔵さんの荷物を運ぶことになった。
重蔵さんの荷物はどれも高価な物が多くて先ほど運んだ壺は重蔵さん曰く500万円したらしい。重蔵さんはたいしたことないと言っていたが僕は運ぶのがすごく怖かった。
「重蔵さん、これはどこに置きますか?」
「ああ、それはそこに置いといてくれ。」
「はい。」
「なあ翔吾くん。」
「何ですか?」
「翔吾くんは恋人とかおるのか?」
「え?いや、まあいますけど………。」
「おるのか………。なあ翔吾くん、君はもしも恋人が複数人できたら同時に愛する自信はあるか?」
「ありますよ。僕、今、彼女7人いますから。」
「ええっ!?な、7人もいるのか!?」
「はい。みんな僕のことを愛してくれているので。」
「君はその子達と結婚しようとか思っているか?」
「はい。法律上結婚できるのは1人までなので誰か1人としか結婚できませんが残りの人達を愛人という形にしてずっと一緒に暮らしていくんです。」
「なるほどなあ………。もしも新しく翔吾くんのことが好きになった女が現れ、そして翔吾くんもその女が好きになったとしたらどうする?」
「その人が僕と一生を共にする覚悟があるのなら僕は恋人達と話し合ってその子を新たな恋人の1人にしてみんなと死ぬまで暮らします。」
「そうかそうか、なるほどなあ。ところで恋人ってもしかして今日一緒に来ていた娘達か?」
「あ、はい。他には幼馴染と学園の後輩とモデルをしている先輩と真理ねえさんの秘書が恋人です。」
「秘書?真理というと君の恋人じゃよな。真理さんは普段何をしているのじゃ?」
「真理ねえさんは『フライマリン』って会社の社長をしてます。」
「ほう!あの『フライマリン』の社長か!『フライマリン』は茜のお気に入りブランドだから近いうちに会いにいこうと思ってたんじゃが………。ちょうどいいな。」
「何がちょうどいいんですか?」「ああ、こっちの話じゃよ。そうだ。ここはもういいから茜達を手伝ってやってくれんかのう。」
「?まあいいですけど大丈夫ですか?」
「全然大丈夫じゃ!この前の人間ドックでも超健康って言われたしな。」
「そうなんですか。じゃあ手伝ってきますね。」
僕は杏奈ちゃんと茜ちゃんの元に向かった。
「あれ?翔吾にぃなんでいるの?おじいさんの部屋は終わったの?」
「ううん。重蔵さんが杏奈ちゃん達を手伝ってあげてって。」
「そうなんですか。でしたらこのタンスをあっちに置きたいんですが私達2人だとちょっと重くって………。」
「オッケー。じゃあ僕がそっち持つから2人はそっちを持ってて。」
「任せて!」
「それじゃあいきますよ。いっせーのーせ!」
そしてタンスを置き終わると今度は服をしまうことにした。
だけど僕が間違えて下着の入ったダンボールを開けてしまい、怒った杏奈ちゃんに命じられて僕はリビングを手伝うことになった。
因みにそのときの杏奈ちゃんの背中には何か恐ろしい妖怪みたいなものが見えた。
そしてリビングの荷物を置き終わり、引っ越しは終わった。
因みに重蔵さんの奥さんの部屋は明日荷物を置くらしい。重蔵さんの奥さんは自分で荷物を置かないとどこに何を置いたか分からなくなるタイプらしいからだ。。
「さて引っ越しがこんなに早く終わったのは君達のおかげだ。今日はワシのおごりで寿司を食べに行こうか。」
「やったー!おすしー!」
杏奈ちゃんは普通に喜んでいたが僕はちょっと不安だった。
不動グループの会長が普通の回転寿司に連れていくわけないと思ったからだ。
案の定、重蔵さんは高級そうな回らない寿司屋に連れていってくれた。
茜ちゃんは慣れてるのか平気そうだったし、真理ねえさんも会社の社長だからかこういう店には何回か行ったことがあるらしく全然平気そうだったが、僕と咲希ちゃんと杏奈ちゃんはこういう店は初めてだったのでずっと緊張しまくっていた。
おかげで味は全然分からなかった。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




