夏休みの日常
くかー。
とたたたたた………ガチャ。
「翔吾にぃおはよー!」
ドスン!
「ぐへっ!」
「すんすんすんすんすん………。うへへへへ翔吾にぃの匂い最高………。くんかくんか。」
「ちょ、ちょっと杏奈ちゃん………寝てる時にお腹に飛び込んでこないでよ………。アイテテテテ………ちょっと杏奈ちゃん重いから降りてくれると助かるんだけど。」
すると杏奈ちゃんの周りに謎の黒いオーラが見えた。
「ねえ翔吾にぃ。聞き間違いかなぁ?なんか今重いって聞こえたんだけど。」
杏奈ちゃんの口からは信じられないほどのものすごいドスの効いた声が聞こえた。
そのとき僕の背中にものすごい寒気がした。
「言ってない言ってない。『杏奈ちゃんはすごく軽いね。軽すぎてまるで羽根のようだよ。』って言ったんだ。」
「そうだよね!翔吾にぃが女子に禁句の重いなんて言葉言わないよね!」
よかったよかった。二度と杏奈ちゃんの前で重いなんて言わないようにしよ。
「翔吾兄さんおはようございます。でもいくら夏休みに入ったからって夜更かしするのはダメですよ?」
「そうよー。夜更かしし続けたら夏休みが終わったときが大変よー。」
「うん。気を付けるよ。」
そうだね。いくら夏休みだからって自堕落な生活してたらダメ人間になっちゃうや。
「さあみんな、朝ごはんできましたよ。」
「わーい、美味しそうー。」
「みんな揃ったわね。それじゃあ」
「「「「いただきまーす。」」」」
そして咲希ちゃんの朝ごはんを食べ終わった僕は夏の課題を終わらせることにした。
今年から僕には彼女が7人もいるのだ。みんなとはいろんなところに遊びに行きたいからね。だから邪魔な課題はさっさと終わらせるに限る。
そしてある程度宿題を終わらせてお昼を食べた後は杏奈ちゃんと咲希ちゃんと真理ねえさんとトランプしたりゲームしたりして遊んだ。
その後、咲希ちゃんの作った晩ご飯食べ、寝る前に課題を進め、そしてベッドに入った。
これが僕が毎年送っている夏休みの過ごし方だ。でも今年から7人の彼女ができたから本当にどんな生活になるんだろう。今から楽しみだ。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。
こちらの新作も良ければどうぞ
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