叔母とその秘書と2泊3日でデート 1日目 プール
「いやーいい天気ねえ、翔吾、真魚!」
「いいデート日和ですよね!」
僕は今、ナカジマリゾートという温泉、遊園地、プール、アウトレット、宿泊施設がある
総合レジャー施設に真理ねえさんと真魚といる。
何故2人とこの場にいるのかというと話はみんなと1人ずつデートしていたときまでさかのぼる。
杏奈ちゃんとデートが終わった日に真理ねえさんに何処に行っていたのか聞かれ、それを答えると私もデート行きたいと言い出したのだ。
しかし、そのときの真理ねえさんには会社が忙しすぎたため、行くことができなかったのだ。
そして昨日、真理ねえさんが社長権限を使って3日休みをとったので、一緒にナカジマリゾートに真魚さんとデートしに行こうと提案してきたのだ。
そして今の状況に至るというわけだ。
「さあ、まずはビッグ海水プールで遊ぶわよ!」
「翔吾くん一緒にスライダー乗りましょう!」
「もちろん!」
「私も忘れないでよ!」
そんなやり取りをして僕達は中に入っていった。
(因みにチェックインはもう済ませてある)
そして水着に着替えて2人を待っていると2人がやって来た。
「おーい翔吾くーん!おまたせー!」
「全然待ってないですよ。」
「ねえねえ翔吾、私達の水着どう?」
真理ねえさんがそう聞いてきた。
真理ねえさんの水着は確かオフショルダーってやつで真魚さんの水着がハイネックってやつだっけ。
2人ともスタイルがいいのでとても似合ってると伝えると2人とも満足したような顔になった。
「まずどこから行く?」
「ここはやっぱりスライダーでしょ!みんなで乗れるやつ乗りましょ!」
真理ねえさんの提案でまずは多人数用のスライダーに乗ることにした。
「あ、めっちゃ並んでる。」
「90分待ちですって。どうします?社長。」
「ふふん、安心しなさい。実はさっきスライダーの優先券を買っておいたのよ。これを使えば長時間並ぶことなくすぐに乗ることができるわよ。」
「おお!さすが社長!頼りになります!」
「それじゃ早速乗りましょう!」
「「おおー!」」
そしてそのスライダーを楽しんだ僕らはその後、最大傾斜60度で最高速度約60㎞/hにもなるスライダーや長さ160〜245mあるコースが6種類もあるスライダーやUFOのようなすり鉢のレーンをぐるぐる周遊するスライダーに乗ったり、すごく速く流れて大きな波が流れるプールで遊び、気がつくとお昼になっていたので昼ご飯を食べることにした。
そして僕がお昼ご飯を買って2人の元に戻ると真理ねえさんと真魚さんがナンパされていた。
まあ真理ねえさんと真魚さんはすごい美人なのでナンパされるのは何となく想像がついていたので僕は2人を呼んだ。
「おーい2人ともー。」
「あっ翔吾くん。」
「ごめんなさいねー。私達の男が帰ってきたの。だから私達のことはさっさと諦めて他の女でもナンパしにいってらっしゃい。少なくともあんた達じゃあ私達の男よりも圧倒的に劣っているし。」
ちょ!真理ねえさん、相手の男達を挑発しないで!
「はあ?俺らがあんなやつに劣るって言うのか!?」
「ええそうよ。私達の男が月ならあなた達はスッポンよ。」
「なあなあ、あんた俺らのこと舐めすぎじゃね?」
「そうそう。あんなショボそうな男よりも絶対俺らのほうがいいって!」
「あいつ、見るからに弱虫そうだし男としては底辺のほうに位置してるって!」
「わかるー。男に産まれたことに同情しそー。」
なんで見ず知らずの人にこんなこと言われなきゃならないんだ。
そう思った僕はそのナンパ男達を処そうとしようとすると真魚さんが男達に1人のチャラ男に話しかけた。
「あなたのこと思い出しました。確か○○商事の社長の息子ですよね。」
「あ、本当だ。」
「え?なんでそんなこと知ってんだよ。俺、貴女達と会ったことないんだけど。」
「私達も実際に会うのは初めてなので。ということでちょっとあなただけあちらのほうで話しません?社長も来てください。」
「なるほどね。翔吾、ちょっと待ってて。今からこのチャラ男くんに自分の立場をわからせてあげるから。」
そして真理ねえさんと真魚さんは1人のチャラ男を連れて木陰のほうに行った。
そして真理ねえさんと真魚さんがチャラ男に何かを言うとチャラ男は急に真理ねえさんと真魚さんに土下座をかました。
そして土下座を終えると僕のほうにも土下座してきた。
「先程は失礼なことを言って申し訳ございません!もう関わらないので許してもらえませんか!?」
「え?ああ、はい………。」
「あ、ありがとうございます!お、おいお前ら!さっさと行くぞ!」
「ちょ、どうしたんだよ!」
「いいから早くこの場から離れるんだ!」
そう言ってナンパ男達は何処かに行った。
「2人とも、あの男に何言ったの?」
「あの男、うちの会社で取引してあげてる会社の社長の息子なのよ。この前、その会社の社長が私と社長にその男の写真を見せてくれたからね。」
「私はすっかり忘れてたけどね。それであの男には『私、フライマリンの社長なの。あなたの会社との取引を停止されたくなければ今すぐ私達と私達の男に土下座しなさい。特に私達の男には誠心誠意丁寧に土下座しなさい。』ってね。」
「あの男、最初は信用なかったんだけど私が名刺を見せるとすぐ信じたのよ。」
なるほどね。だからあの男の顔、めっちゃ青かったのか。
「さ、早いとここれ食べてまたあそびましょ。」
「あの男のせいで気分悪くなりましたからね。賛成です!」
そして僕らはお昼を食べた後、めいっぱい遊んだ。そしていい時間になってきたのでホテルへ戻った。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




