元カノの悲劇 その3
一方その頃、元カノの陽子は父親のクビが決定してしまったため、土曜日から生活費を稼ぐために朝からバイトをしていた。
しかし陽子は基本的に自分以外の人間を下に見ているため、従業員や客の反感を買うため1日でクビになっていた。
そしてその噂が広まり、とうとう面接に行くと名前を見ただけで不採用になるようになってしまった。
「はあ……また追い出された……。あのクソババア!このあたしが一緒に働いてあげるってのに何が不満なのよ!たかが店長の分際で!」
陽子はこの通り全く反省していない。
そもそもその態度が悪いということを全く理解していない。
陽子は基本的に自分以外の人間は底辺の存在だという考えが心の底に深く根付いているのと生来の性格のクズさのおかげでどんどん落ちぶれていった。
陽子が家に帰ると最低限の家具以外全ての物がなかった。
「ちょっとパパ、ママ!なんで家中の物がないの!あたしのブランド物のバッグや服はどこ!」
「全部売ったぞそんなもの。」
「は!?なんてことしてくれるのよ!さっさと買い戻して来なさいよ!」
「買い戻して来いだと!?誰のせいだと思っている!お前のせいだ!お前がフライマリンの社長の甥を金づるにしなければこんなことにはならなかったんだぞ!」
「だ、だって知らなかったのよ!あのクソ野郎がフライマリンの社長の甥だなんて!」
「知らなかったですむか!この疫病神!」
「や、疫病神ですって!?」
「ああ、そうだこの疫病神!お前とは今から親子の縁を切る!今すぐこの家を出ていけ!」
「はあ!?そんなことしたらあたしはこれからどうやって暮らしていけばいいのよ!」
「知るか!お前とは親子の縁を切ったんだ!とっとと出ていけ!」
「そ、そんな。イ、イヤだ。イヤだァァァァァァァァァッ!!!!!!」
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。
こっちの小説も気が向いたら見てください。
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