ナンパされてる子を助けた
3人とお昼を食べた僕は外に出たついでに何処か遊びに行くことにした。
因みに真理ねえさんはここにいても良いと言っていたが真理ねえさんと真魚さんは会議があり、雪美さんも仕事が入っていたので遠慮しておいた。
さーて、何しようかな。
とりあえずブックオンで立ち読みでも………
「あ、あの!離してください!」
「いいじゃん。どうせ1人なんでしょ?一緒に遊びに行こうぜ。それともホテルに行く?」
「いい加減離れてください!」
「まあまあまあまあ。そんなこと言わないで俺と一緒に行こうって言ってんじゃん。」
「お願いだから止めてください!」
「俺と遊んでくれるんなら止めてあげるよ。」
ナンパか………。ふと思ったけどあのチャラい人はどうしてあんなに拒絶されてるのに口説きまくってるんだ?あれだけ拒絶されてるならナンパが成功する確率なんてゼロに近いのに。
「離れてください!」
はっ!こんなこと考えている場合じゃないや。
こういうのは助けないと。あの人も迷惑してるし、知らんぷりして行くのも気分悪いし。
「あ、ゴメンゴメン。遅れちゃって悪いね。」
「へ?」
「それじゃデートに行こうか。」
「あっ!はい!」
僕はその女の子に目配せをすると女の子は僕の意図を理解したのか話に乗ってくれた。
「チッ、何だよ。彼氏持ちかよ。なら先に言えってんだよ。」
チャラ男はそう言って去っていった。
「ふう、あの、ありがとうございます。あの人すごくしつこくて困ってたんです。」
「気にしないで。僕は知らんぷりするのは気分が悪くなりそうなだけだったから。」
「それでも助けてくれました。他の人はみんな見てみぬふりしてましたから。」
人にお礼を言われるのは照れ臭いけど嬉しいな。
「あの、私最光学園高等部1年の火野燐火って言います。貴方は?」
「君も最光学園なの?僕は最光学園高等部2年の神代翔吾。よろしくね。」
「先輩だったんですか!それじゃあ翔吾先輩にお願いがあるんですけどもしよかったら一緒に遊びませんか?」
「良いよ。僕、正直やることがなくてブックオンに立ち読みに行こうとしてたんだ。」
「そうだったんですか。それじゃあ最初は何して遊びますか?」
「うーんそうだなー………あっそうだ!この前商店街の福引きでラウンドツーの割引券貰ったんだ。それがあるしラウンドツーに行こう。」
「ラウンドツー!?行きたいです!」
そして僕らはラウンドツーでたくさん遊んだ。
ボウリングしたりカラオケで歌ったり卓球したりした。
遊んだ後、燐火とアドレスを交換した。
そして燐火と別れ、家に帰ると真理ねえさんも帰っていたので今日のことを話した。
すると全員の機嫌が悪くなっていた。
僕、何かした?
作者はデートはおろか友達と何処か遊びに行くという行為をしたことないのでどういう風に書けばいいのか全然分からなかったので変な所があったらいつでも指摘してください。
こっちの小説も気が向いたら見てください。
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