浮気された
新作です。
「ね、ねえ陽子。昨日知らない男とホテルに入っていったよね?これってどういうこと?」
僕、神代翔吾は彼女の陽子を問い詰めていた。
僕と陽子はこの最光学園の高等部の2年生だ。
去年の夏に陽子のほうから告白してきた。
陽子の告白を受けたその日は嬉しすぎてなかなか眠れなかった。
しかし昨日陽子がまったく知らない男と一緒にホテルに入っていくのを偶然見てしまったのだ。
それで今、陽子を問い詰めているのだが………
「それで?」
「そ、それでって陽子は浮気したんだぞ!」
「じゃあたしはあんたと別れるわ。それで問題ないでしょ。」
「は?」
わ、別れる!?なんで!?
「そもそもあたしがあんたと本気で付き合うとでも思ってたの?あんたなんてただの金づるに決まってんじゃない。それじゃあね。わたしは忙しいのよ。他の男を待たせてあるから。」
ひ、ひどい。そういえば陽子とデートに行くときはブランド物ばかり買わされてたし、ご飯も高い店ばかりだったような………そうか、僕は陽子には金づるとしてしか見られてなかったのか………。
「うっ、くっ、ううっうっ…………………。」
僕は悔しいのとショックで涙が止まらなかった。
ひとしきり泣いた後、僕は家に帰ることにした。
そういえば皆にはなんて言おうかな。
僕が住んでいる所は複雑な環境だ。
僕は少し年の離れた叔母の家に厄介になっている。母と父は昔事故で亡くなってしまった。
そして叔母の家には親戚の小学生と中学生の姉妹がいるがその子達の両親も事故で亡くなってしまったため、その子も叔母が面倒を見ている。
つまり叔母の家には僕と親戚の姉妹が住んでいるのだ。
因みに親戚の姉妹は僕によく懐いてくれていて僕は本当の家族のように思っている。
そして僕はとうとう家の前に着いた。
うーん、帰りたくないなー。でも帰らないと心配されるし………そうだ!何事もなかったかのようにすればいいんだ!いつものように過ごせば3人にバレることはないはず。
よし!行くか!
どうも作者です。
私は彼女がいなければできたこともないので女心を全然理解していません。
なので変なところがあったり明らかにおかしいと感じたところがあったら遠慮なく指摘してほしいです。
こっちの小説も興味が沸いたら御覧になってください。
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