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7話:同時多発テロとヤフー株で大儲け

「そして、喜んだ日の1週間後、9月11日、アメリカ、ニューヨークのワールドトレードセンターに飛行機が突っ込むテロが起きた」。


 その時間は、2001年9月11日、日本時間の夜22時から24時の間にアメリカ・ニューヨークのワールドトレードセンターに民間航空機が激突する場面が、NHKの放送で見られた。最初の1機は、ボストン発ロサンゼルス行きアメリカン航空11便は、乗客81名・乗員11名を乗せ、午前8時頃、ローガン国際空港を離陸し、ロサンゼルス国際空港に向かった。その後、11便は午前8時14分頃に始められたハイジャックにより、コックピットを乗っ取られた。


11便は午前8時27分に進路を南向きに変え、午前8時46分にニューヨーク・ロウアーマンハッタンのワールドトレードセンター・ツインタワー北棟に突入し爆発炎上。角度、速度ともに浅い離着陸時の事故と違い、機体の残骸はほとんど原形を留めていなかった。11便がワールドトレードセンター北棟に衝突する瞬間は、フランス人映像作家のノーデ兄弟によって偶然撮影され、世界中にその悲劇的瞬間が放映され、恐怖のどん底に突き落とされた。


ボストン発ロサンゼルス行きユナイテッド航空175便は、乗客56名・乗員9名を乗せ、午前8時14分にローガン国際空港を離陸し、ロサンゼルス国際空港に向かった。午前8時42分頃、175便のパイロットは離陸直後に耳にした不審な内容の無線「ハイジャックされたアメリカン航空11便からの無線だった」について管制官に報告したが、それから午前8時46分までの間に175便もハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた。


 その後、175便は午前8時58分にニューヨークへ進路を変え、午前9時03分にワールドトレードセンター・ツインタワー南棟に突入し爆発炎上した。南棟では北棟の爆発を受けて多くの人が避難を開始していたため、人的被害は北棟に比べて少なかったが、衝突による構造へのダメージはより大きく、先に突入を受けた北棟より早く南棟が崩壊している。11便の突入とは異なり、175便の突入では数多くの映像と写真が記録された。これ一時的に株暴落が起きた直ぐ回復した。


 その後、日本の株は、一進一退で2003年4,5月まで3割程度、株価が下がった。三井賢治が3人の子供を授かったので十分でございますと神にに心の中で語った。そして年が明け2004年を迎えた。今年も初詣で行き三井賢治が家内安全、金運向上を願い、最後に、もう子供は結構ですと祈った。その帰り道、神社を歩いていると賢治の足が草のつるに引っかかって倒れた。その際、顔面が泥だらけになり神社の手洗い水で顔についた泥を洗い流した。


 2004年2月上旬、久しぶりに、賢治は、実家の両親と自分の家族の合計7人でハイエースに乗って、南伊豆の河津へ行き、彼岸桜の花見に出かけて、下田の東急ホテルに泊まって、ゆっくりしてきた。子供達3人も健やかに育ち、食べ盛りだった。孫3人は、実家の両親に小さい時から世話になっており、すっかりなついていて、可愛がってもらった。美味しい刺身を食べ、部屋から見える下田の海を一望して、露天風呂を楽しんできた。


 翌日、昼過ぎに沼津の家に帰ってきた。その後、N証券の担当者から、2月24日、朝、9時前に、田川さんから電話で、N証券の担当者から、200万円と一応の目安と考えていたので、売りますかと聞かれ、今迄の流れで、大きな下げがなければ、3月に2分割するかも知れない、それまで、待ちたいと言った事を告げ、もし、間違って、大きく下げ始めたら直ぐに成行売りをすると言われ、了解した。

 

 そして2004年3月26日、田川さんが予測したように2分割した。その後、4月6日、8時半に140万円の気配値が出売ろうと田川さんに言われ成行売りを指示して、売れた。2002年の3月と9月、更に、2003年の3月と9月、加えて2004年3月の5回の2分割、合計32分割で税引き後利益が10500万円となった。これにより、2000年2月22日の15500万円と今回の10500万円の合計26000万円の利益を得た。


 賢治は、田川さんと2004年4月7日の晩、沼津の料亭へ行き、今迄の株投資のお礼の席を設けて、招待した。その席で、祝杯をあげた。そして、賢治が、田川さんに、今後、どうやって行きましょうと聞くと、億を超えたのだから、株ではなく、もっと安全な、外国為替の取引しようと考えてると言った。具体的には、また指示するからと言ってくれた。そして、田川さんは、1人で1ケ月間、世界旅行をしてくるから不在になると言った。


 そして、実は、小説家の女性、東出芳子と修善寺の1軒家を借りて同棲してると話をした。彼女も結婚で、しばられたくないと言うので一緒にいると言った。その彼女と一緒に、世界中を回ってくるのだと、説明した。賢治が、田川さんも、すみに置けませんねと笑いながら言うと、そんなじゃないと言った。実は、約3年前、修善寺の古い、川沿いの風情のある旅館に数日、止まったときに、たまたま、出会った。

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