第二三篇『潜入前夜の静寂の中で』下
この物語を読みましたら、大事な待ち合わせに遅れぬようお願いします。
夕方。一人部屋の広い病室に、ラビアは横になっていた。ベッドには車椅子を横付けし、その上に義足を置いている。肘をついて頭を起こし、時折義足をはめる箇所である左の断面をぽりぽりと掻きながら、何やら本のページを開いている。夕日の光をあてて読むそのページには、筋肉質でありながらも滑らかな男性の肉体が映っていた。不意に響いたノックを聞くと、溜め息と共に本をたたみ、車椅子の上に置きながら扉の方を向く。
「なぁんか……感じてこないのよね……何でかしらね、コルウス先生」
「ラビアさん、何てモノ病室に持ち込んでるのですか」
「あたしの“お気に入り”だけど何か? それより何の用かしら」
手すりを使って身を起こしながらラビアは尋ねた。布団をすっとどかした姿を見たコルウスはすぐさま目を伏せ、告げる。
「申し訳ありませんが、今すぐ服を着て下さい」
「良いじゃない、あたしはこの姿が一番落ち着くの」
「そういう問題ではありません」
数分後、きちんと服を着たラビアはコルウスの話を聞いていた。
「コモドさんに呼ばれずとも付いて行くつもりでしょう。某としてはオススメしかねます」
「そりゃあんた、医者だからね。勧められるなんて思ってないわよ」
「それもありますがね、調整が必要なのでしょう? あなたの義足って」
「ええ、そうよ。コモドが来ないとダメだわ。」
「しかし来てないんでしょう?」
「……アイツは来るわ。絶対に。もし来ないんだったら!」
車椅子を引っぱり、ラビアは宣言する。
「こちらから推参するわ。何としてでも、この義足を触らせる。そして付いて行く!!」
「その必要はねぇよ、ラビア」
コルウスの背後から、聞き慣れた低音が響く。
「コモドさん……」
「先生、そいつを止めるのは無理だ。だいたい、服にすら縛られるの嫌うんだぜ?」
「……分かりました。診るおつもりですね?」
「そうだ。ここからは俺に任せてくれ」
コルウスが退出すると、コモドは懐から紙を取り出し、渡した。
「すまなかったな。コイツを渡したら、ついでに調整をするつもりだったモンでね」
「全くもう……焦らすのが上手いんだから」
「どうせ止めたって来るんだろう? その調整されてない義足を引きずってさ」
悩ましい目付きのラビアをよそに、コモドは車椅子に置かれたそれを磨き始める。
「相変わらず好きだな、手ェ見るの」
「性的嗜好ってのは生き甲斐よ。見られるうちは見続けるわ」
「何なら、俺が死んだらこの手、切り取って持って行くかい」
そう言って、コモドは左の掌を上に向け、ラビアの眼前に差し出す。
「そうね……」
差し出されたそれを自らの頬になぞらせた後、手を離す。少しだけ目を伏せた後、言い切った。
「やめておくわ。切り取った手なんてそのまま、朽ちて逝くだけ……。ねぇコモド、知ってる?」
「何をだい」
「あたしが好きなのはあくまでその人の手なの。切り離されたらもう、その手は誰のモノではなくなるのよ。脚だって同じ、今は義足こそがあたしの脚みたいにね。コモドの手ってのは、コモドの血が通っている時だけ、コモドの手としてなり得るのよ」
今度は逆に、ラビアが右手をコモドの頬に差し出した。
「感じるでしょう? あたしの脈と、温度。コレが大切なのよ」
「そうか……だとすれば、名残惜しいだろうな……」
「事実、良い手の持ち主ほど早く逝ってしまったわ……時には抗争で、時には狩りの最中に……」
目を閉じ、少しだけうつむくラビア。
「そして、あんたももうすぐ……まさか、死んで逝く過程で焦らされるなんて思わないわよ、いけずなんだから……」
抑えきれなくなった涙が、彼女の声を上ずらせる。
「ラビア……泣いているのか? こんな俺のために? もっと他にアテがあるだろう?」
「見て分かんないの? 素直じゃないわね本当に! 最後の……最期まできっとそうなんでしょ……」
「結局、互いに素直じゃねぇんだなァ……今の俺には涙が流せねぇ、君の大切な義足が見えなくなる……」
「素直じゃないクセに変なとこだけ優しいのね……でもそこが良いのよあんたは……」
悲しい腐れ縁。それが二人の、今の間柄であった。最早断ち切りたいなどとは互いに思っていない。始まり方は確かに腐れ縁でありながらも、二人は確かに互いに大切に思っていた。顧客として、義肢職人として、ライバルでもあり、そして男女としても。
「最後になるかもしれねぇんだ。少しばかり、時間をかけても構わねぇかい?」
「存分にやってちょうだい。あたしは何処に行かないから。そこの本、取ってくれる?」
「コイツか? 相変わらず好きだな」
「あんたがくれたんでしょ。あたしの趣味、分かってるんじゃないの?」
そう呟きながら、ラビアは再び本に目を通し始める。
「おいラビア。読みながら脱ぎ始めるんじゃねぇぞ?」
ラビアの指が服のすそにかかったその瞬間に、コモドが声をかけた。
「良いじゃない、あんたとあたしの仲でしょ」
「ここ病室だぞ? 俺の工房なら止めはしねぇけどさ」
「ラビアさーん、ラァワさんから痛み止め……え!?」
不意に開いた扉にラビアの目線が飛ぶ。そこに立っていたのは。
「あらケン君。おつかいご苦労様」
「ちょっとラビアさん服着て下さいよ!!」
「は? 脱ぐの早ぇなラビアよォ!?」
ケンの目に真っ先に飛び込んで来たのは、一糸まとわぬ姿でくつろぎながら本を読むラビアの姿であった。
「目隠ししなくて良いじゃない」
「だから言っただろう、他の人だって見るかもしれねぇんだって。君が裸見られても平気なのは知っとるけどさ……」
「これだから病室って落ち着けないのよ……」
ケンから痛み止めを受け取り、机に置くラビア。
「ラビアさん裸の方が落ちつくのですか……。気持ちとしては分からなくないけど」
「ケンちゃんも裸族なのかよォ?」
「あら嬉しい、仲間がいるなんて」
ニカッとした笑顔で振り向くラビアに対し、コモドは頭を抱えるのであった。
「それはそうとコモド、ザックームの対策は出来てるの?」
「一応、手紙書いた分と同じだけは用意させてもらった。もし足りなければヤツらの拠点から奪い取れば良い」
「あの、ザックームって?」
ケンが質問する。
「あたしから言っとくわね。ザックームっていうのは樹の名前でね、魔女喰いの森にはやたらいっぱい生えてるのよ」
魔女喰いの森は、インクシュタットの民にとっては恐怖の象徴である。そのベールが今、外されようとしている。
「樹と言っても、数本の蔓が絡みつくような形で生えているのが特徴でね。ヒトの顔みたいな凹凸のある実が生るのよ」
「何か気味の悪い植物だな……」
「気味が悪いだけなら対策は要らないのよね。コイツ、その蔓にトゲが生えてて、近付いた人間に襲い掛かって血を吸おうとしてくるのよ」
「ええ……吸血植物……」
「そう、そんな感じ。でも対策があってね、その樹の実を潰して発酵させたのを塗ったモノを身に付けておけば襲われにくくなるのよ」
「ちょっと待って、それ最初に取りに行く人って……」
「ええ、タチが悪いでしょ? だから基本的には機械人形を使うんだけど。でもあの森、他にも色々いるから……」
コモドとラビアの様子からも、魔女喰いの森の脅威はケンに伝わるモノとなった。以前にウラルの話にも出た恐ろしい場所に、遂にケンは明日赴くこととなるのである。
(魔女喰いの森……まさにダンジョン、なのかな)
竜の谷、ゴーレム密造工場、ナビスに攫われた先の地下水道、様々な場所を見て来たケンであったが、遂に敵対生物にまみれた危険地帯が彼を待ち受けることとなった。その一例として語られるザックームからして、対策に手間のかかる存在なのは間違いがない。植物すらもヒトに襲い掛かるというだけでもケンにとっては十分過ぎる恐怖に感じられた、はずであった。
「……あら? 口元が微妙にニヤついちゃってるわね?」
「ええ、今までゲームやマンガでしか見たことないモノが見られるかもと、思っちゃうとね……」
「もっとニヤつけるモノ、見せても良いけど?」
「やめとけ」
悩ましい目付きでケンに迫ろうとするラビアに、コモドがつかさず待ったをかけた。
「ふふっ、この子大物になるわよ。普通ならあの森に入るってだけでも、震え上がる子がほとんどなのに」
「何も知らねぇだけだろ。恐怖ってモンは直面して初めて実感が沸くモノさ。それにあの森の脅威はザックームだけじゃねぇからな……」
カバンの中身を次々に取り付けてゆくコモド。十数分後、ケンが帰って行った頃合いに、義足は仕上がった。
「色々と替えさせてもらった。コイツも渡しておこう、替えの弾だ。赤いのがいつもの火炎弾、青いのは爆散弾な」
「爆散弾……気の利いたモノを用意してるじゃない」
「ただし一発しかねぇからな。そも一発撃ったら、君の火尖脚砲は確実にいかれちまう。もし使うなら確実にやってくれ、くれぐれも仕損じるんじゃねぇぞ?」
「分かってるわよ。あたしの好きなの、分かってるじゃない」
上機嫌な顔を見せるラビアに対し、コモドはうつむきながら答える。
「君の『好き』を否定するようで申し訳ねぇが、その義足の改良が間に合わなかったのは俺の責任なんだ。改良出来ていたなら、その爆散弾を数発撃っても大丈夫だったかもしれねぇ。事実、今の火尖脚砲そのモノがいかれないようにするのは可能だった。しかし今度は君の、本来の脚にまで負担を負わせることになっちまうんだよ……」
「コモド……あんたそこまで考えて……」
「この手の危険性が君を燃え上がらせるのは十分理解しているつもりだ。だが造る側としては、そんな危険を背負わせるワケにはいかねぇんだ」
義足を取り付ける前に、断面を含めた太ももに固く布を巻き付けながらコモドが語り続ける。
「もし、その負担を考えずに強化して、爆散弾を連発したなら。あたしの脚はどうなるの?」
「脅すようで悪ぃが、撃つ度にその反動が君の大腿骨に直接響き、やがて亀裂が入って砕けることとなる。そうなれば魔女摂符でも使わない限り、義足をはめても歩けなくなる。砕けた骨では体重を支え切れず、そもそも耐えられない程の痛みが君を襲うこととなるぞ」
「……いくらなんでもソレはいただけないわね」
「そうだろう。さぁ、歩いてみてくれ。今回が最後かもしれねぇんだ、悔いのねぇようにしねぇとな」
「分かったわ……歩くのなんて久しぶりかも……」
ベッドの手すりを使ってラビアは立ち上がる。その場で数回足踏みした後、口を開く。
「今までとは着け心地からして違うわね。まるで断面に吸い付いて来るみたい、しばらく歩いたら義足だってこと忘れちゃいそう……」
「出来得る限りの改良をさせてもらった。その分少しだけ、いつもよりは取るけど……香典代わりだと思ってはくれねぇか?」
「本当にそれで良いのね。だったらあんたの葬式、香典出さないから。絶対に。出したくないんだから……!!」
そう言って数歩、コモドの胸に飛び込むと、皮膜を広げたまま強く抱き締め始めた。
「何度も言うけど、あんたには死んで欲しくないの。どうしてもあたしを置いて逝くって言うなら……」
鳴き腫れた顔を見せながら、絞り出すような声でラビアが言う。
「……言うなら?」
「今すぐここで、あたしを抱いて。悔いのないようにしたいのでしょう? だったらあたしの義足だけじゃなくて肉体も満足させて。もし出来なかったら、あんたのこと一生許さないから」
艶っぽく熱を帯びながらも、迫力のこもった声でコモドに迫るラビア。次の瞬間、彼女の唇はコモドの口を捉えていた。
「……ここは病院だぞ。あの本の読み過ぎかね?」
「ええそうよ。あんたが送った本……つまりあんたが狂わせたんだからね……責任とりなさいよ……!!」
ラビアの手がコモドの手を取り、自らの服の隙間に滑り込ませる。同時に、彼女の口から熱い吐息が漏れるのであった。
「あんたの手……やっぱり、最ッ……高ォ……!! あんッ……」
ラビアは、口を自ら押さえながら、静かな嬌声を響かせるのであった。
翌朝。病院の前にコモドの集めたメンバーは集まっていた。
「カタック先生! まさかあなたまで来るとは思わなかったッスよ!!」
「そういうアナタはミナージ君ね? 魔女喰いの森の案内は任せたわよ」
「罪滅ぼしになるかは分からないけど、あたし達も混ぜてもらうわ」
そこに、更なる姿が合流する。長い金髪と黒髪の姉妹、一人は槍を背負い、もう一人は手甲剣を身に付けている。
「あら、歌姫アカリナに幻影リトアじゃない! 闘術士期待の新星を呼べるなんて凄いわね」
「皆様、お揃いのようね」
「ラァワ様まで!?」
長い黒髪をなびかせ、ラァワが到着する。
「わらわも来たぞ」
病院の中からラマエルが姿を現す。その姿に姉妹は目を見開いて驚き、声が出た。
「え、ホンモノの天肆族!? 一体全体どうなっているのよ!?」
「あ、あの、自分リトアといって、粒介術使うんですけど、粉を少しいただいても……」
「わらわの粉か? よいぞ、袋はあるか?」
マント状になっている翅を自ら指でぬぐい、リトアの持つ袋に粉を入れる。かつて彼女はこの貴重な粉を用いて、コモドやケンに術をかけていた。
「あの、一応僕も入ってます……戦力になるかどうかは分からないけど……」
ラァワの後ろから、荷物一色を持ってケンが姿を現した。
「しかし凄い数ですね。ここにコモドさんとラビアさんまで来れば九人になりますよ」
「それを言うなら、肝心なのが来ておらんのではないか?」
「そう言えば……コモドちゃんとラビアちゃんが来てらっしゃわない、わねぇ……?」
「様子、見てきますね……」
ケンが病院内に入って行く。まず入口から近いコモドの部屋の戸を開けるが、荷物が置かれてるだけでもぬけの殻であった。
「アレ? コモドさん何処行ったんだろう、ゴーレムサモナーやマントまで置いてくなんて……」
踵を返し、今度はやや奥まった所にあるラビアの個室の扉に手をかけ、一気に引いた。
「ラビアさーん、時間で……おわッ!?」
ケンの目に飛び込んで来たモノ。それは大の字になって眠りこけているコモドと、彼の胸の上で薄いシーツの中一糸まとわぬ姿を透かしながらすやすやと寝息を立てている、色っぽくもシュールなラビアの姿であった。
「ちょっとコモドさん! ラビアさん!! ヤり過ぎですよ!!」
「え、ケンちゃん? 時間!?」
ガタッと上半身を起こそうとしたコモドの振動で目を醒ますと、一方で猫のようなしなやかさでラビアが動き出した。そしておもむろにコモドに顔を近付けると。
「んん……コモド……あと一回……」
「ラビア起きろもう朝だッ!!」
「えッ!?」
驚いて目を見開いたラビアがケンと目を合わす。素早く目をこすり、首を横に素早く振った後、シーツがはらりと落ちる。ケンは思わず目を覆った。
「……ケン君、良かったら混ざる?」
「そんなことしてる場合じゃないんですってー!! 今すぐ服着て、荷物抱えて、表まで出てきて下さいよォォーッ!!」
十五分が経過した後、コモドとラビアはやっと病院の外に顔を出すのであった。
「遅いではないかコモド!」
「悪ぃ! すまねぇ!!」
「色々と大変だったみたいね? お熱いお二人さん?」
口元をニヤリと上げ、腕組みしながらラァワが尋ねる。
「いやー、すごく気持ち良かっ……」
「ラビア、それ以上は言うな」
「ラ、ラビア姐さん……すごい……」
「いやリトア、憧れる場面じゃないからね? それもカチコミ寸前まで一緒に寝……」
「お嬢さんそれ以上は言わない方が良いわよ?」
かくして、暗黒組織に挑む九人の猛者は揃った。
「しかしよく集めたわねコモドちゃん、二つ名付きの闘術士をコレだけ揃えるなんてそうそう出来ないわよ?」
カタックが感心する。闘術士にとって二つ名は、それだけ名が知られるだけの活躍をしたという証であり、名誉である。例え、本人が望む呼ばれ方でなかったとしても、である。
「死神、歌姫、幻影、鉄脚……そして、カタック先生の剣舞を入れて五人か。確かに多いなァ……」
「それだけ、ブラックバアル打倒を誓う人が多いということよ」
「何か……僕だけ場違いな気がする……」
「わらわもそうじゃ、大丈夫なのかえ?」
「大丈夫だ、君達はむしろ……切り札だからね。さぁ、行くぞッ!!」
歩き出すメンバー達。コモド、ケン、ラァワ、ラマエル、ラビア、カタック、ミナージ、アカリナ、リトア、総勢九人、その表情はいずれも真剣そのモノであった。向かうは魔女喰いの森、そしてその奥にある暗黒組織、ブラックバアルの本拠地。
「そういえば、コルウス先生は呼ばなかったの?」
「あの人はダメだ、病院からずっと離れているワケにはいかない」
「代わりに、良い案を用意してあるッス。アリファ!」
ミナージがその名を呼ぶと、彼の愛竜は遥かに高い空でゆっくりと円を描いていた。
「いざとなれば、アリファを通じてアンビュランナーで駆け付けるように頼んでおいたッス」
「流石だミナージ、魔女喰いの森の案内はよろしく頼むぞ」
「そして、あなた達にはコレを取り付けてもらうわ。式神符よ、森の入り口を覚えさせてあるわ。いざとなったらすぐに飛んで戻れるように出来ているの、そしたらアリファに合図してもらえるわね」
「それなら安心だぜ。前線でやり合うだけが、闘いじゃねぇからな」
果たして、彼らは暗黒組織打倒なるか。コモドは、イリーヴとの再会が叶うのか。そして全員の生還は果たせるのか。罠と知っても踏み壊し、陰謀策略払い除け、インクシュタットを覆うブラックバアルの暗黒時代を吹き飛ばすことは叶うのか。九人にとって史上最も長い一日が今、始まろうとしているのである!
「頼みますよ皆さん。くれぐれも無理はなさらないで下さいね」
九人の背中を病院の窓から見送るコルウス。その手には既に、黄金のゴーレムサモナーが握られているのであった。
~次篇予告~
遂に始まった、ブラックバアル本拠地への潜入作戦。
九人の闘士が挑む先にはいかなる恐怖が待ち受けるのか。
次篇『蠢く森の戦慄世界』 お楽しみに




