第十三篇『歌を忘れた金糸雀は』上
この物語を読む際には、茶と菓子を用意して特殊な性癖の友人と共にお願いします。
喫茶店のテーブルにつく女性が二人。一人は鮮やかな長い金髪に黒が混じり、もう一人はその色を真逆にしたうえで対照的な短髪を特徴としている。皿に盛られたクレープ状の菓子をアテにしながら、茶を口に運んでいる。
「アカリナ、リトア。お待たせ、元気にしてた?」
そこにもう一人の女性が合流する。長く垂れた耳たぶに、背中から腕にかけての皮膜が目を引く、翼人族であった。
「ラビアちゃん久しぶり! イーゼルラント以来じゃない?」
「何か相変わらずね、ラビア姐さん」
「ふふっ、それにしても良い店を指定するじゃない。ここのマスターね、すッごく良い手してるのよ」
「え、いきなり来た……」
アカリナとリトア、二人の顔は若干だけ引いていた。ラビアの性的嗜好を、古くからの友人であるらしいこの姉妹は少々理解出来ていないようである。
「ごめん、ついクセで」
「良いの良いの、ホントに相変わらずなのね」
「やめられない止まらまない、そのうち分かるわよ」
マスターの茶を淹れる手付きをねっとりと見つめながらラビアはそう付け足した。
「ところで、インクシュタットまで来るなんて珍しいじゃない。お買いモノ?」
「今度ね、青空コンサートを開こうと思うのよ。ほら、こんな世の中でしょう?」
そう言いながら、アカリナはチケットをテーブルに出した。
「確かに。この昼間の暗黒に、歌はよく効くかもしれないわね」
目線を窓に移し、ペンタブルクの街並みを見つめながらラビアが呟く。
「それにね。売り上げの一部を、こないだの吸血ナビスの案件に巻き込まれた子供達に寄付しようと思うのよ」
「なるほど。良い試みだと思うわ。それに貴女達のコンサートなら、アイツも喜ぶかもしれないし」
「アイツって、例の脚を作ってくれた人……?」
アカリナの目にチラチラとコンタクトをとりながら、リトアが口を開く。
「そうよ。アイツね、職人としての腕は良いし、ケンカも強いし、しかもたまらない手をしててね、オマケにアブない雰囲気が最ッ高にクるのよ。まぁ髪型変だし、歌とか芸能とか疎いし、精神不安定な上に強烈に酒臭いけど」
「あららー……」
「特にゴーレムに関しては専門家でもあるからね、きっと興味持ってくれるわよ。それに最近新しい弟分も出来たみたいだし、せっかくだからあの子も呼んじゃおうかしらね」
「それじゃ三枚あげないと。ね、姉さん」
「そうねリトア。きっと大喜びするはずよその人」
しばらくガールズトークを繰り広げた後、ラビアは小銭をテーブルに置くと喫茶店を後にした。その背中を見送った後、アカリナとリトアは顔を見合わせ、そっと話し始めたのであった。
「……聞いてたわねリトア」
「ええ、ゴーレムの専門家で義肢職人でもあって、ケンカが強くてアブない雰囲気といったらもう、一人しか考えらんない」
「ラビアなら何か情報持ってるかもと思ったら、まさかモロに繋がりがあったとはね」
「死神コモド……よく無事でいられるなぁ、ラビア姐さん」
ラビアがコモド達の元に訪れ、チケットを渡したたのはこの直後のことであった。そして翌日。
「買い出しに行って来る」
「行ってらっしゃーい」
コモドが町に繰り出した。人通りの少なくなったインクシュタットの町を、颯爽と一人向かおうとする。
「あら、図面が終わったのね」
ラビアが門の上から話しかける。
「嗚呼、後は材料を買い込んで工房に篭るだけさ。しばらくは闘術士としては休業だな」
「そうなの。でも職人としても働きすぎはダメよ?」
「心配すんな。コンサートが五日後なんだろ?」
「じゃあ心配なかったわね」
コモドの元に、ふわりとラビアが降りて来た。
「買い出しのお手伝い、しよっか」
「ありがてぇ。久々に、一緒に歩くか」
「悪くないわね。買いモノデート」
「……悪ィ、そんな気の利いたとこには行かねぇんだわ」
その背後から覗き見る姿のあったことに、二人は気付くことはなかったのである。
「えぇー……デートする程の仲なの……」
「しかしホントにおっかない風貌してるわね」
町中へと入って行く姿を追い続ける、アカリナとリトア。コモドとラビアが二手に分かれ、それぞれの店に入って行った、その時である。
「そこのお嬢さん達。こそこそ付いてきて何やってんだァ?」
ギロリと鋭い視線が二人に突き刺さる。
「ヒエッ!?」
「ちょっとコモド! 何やってんの!! ……ってアカリナにリトア!?」
ドスの利きすぎた声に気付いたラァワが飛び出して来る。
「ほぇ? ってこたァこの二人が例の歌姫さんかい!?」
驚くコモド、すぐさま頭を下げるや否や、
「これは失礼しやした! 何分流行りに疎い上に粗忽者で御座いまして」
「あぁー、いえいえとんでもありません!!」
「こっそりついて来るなんて水臭いわね。デートに混ぜて欲しけりゃそう言えば良かったのに」
「違うそうじゃない……帰ろう、姉さん」
「あ、じゃああたし達この辺で!!」
二人はそそくさと姿を消したのであった。
「オウ、ラビアよぉ。あの子らの趣味はのぞき見かい?」
「まさか。たまたまじゃないの? それよりコモド、カリカリし過ぎよ」
「へい、反省します……」
そう言って店へと入って行くコモドと、姉妹の消えた方を見つめるラビア。指をアゴの下につけ、何やら考え始めるのであった。
(あの動きは探りを入れるようにも見えたわね。コモドに用事かしら? それも普通の依頼ではなさそう……)
一方でそそくさと姿を消していたアカリナ達、宿の部屋で安堵の表情を浮かべるのであった。
「怖かった……」
アカリナが口を開く。
「今ままで相手してきたのとはワケが違う……何でバレるのよ」
「仮に背後から急襲しても効果薄そうね……」
「姉さん、ここは考えよう。少なくとも正面からいっても、仇は討てないから」
「そうね……考えようか」
カバンに入った写真を取り出しながら、アカリナは呟くのだった。デング――かつて、コモドの上司だった男の顔がそこに写っている。
「お爺様……あたし、必ず成功させます」
「ほほう、妙な縁で繋がっておったな。ラビアか……」
コモド、ラビア、そしてアカリナとリトアの様子を、ずっと見張っていた存在がいた。大きなハエにも似た魔動機である。その視線はハエの仮面の裏側、即ちゼーブルの視界に送られている。
「いかにしますかゼーブル様。ラビアを排除致しますか」
傍に控えるビアルが尋ねる。
「いや、それをすればアカリナに怪しまれよう。泳がせておけ」
「承知致しました……」
「しかしながら妨害の可能性があれども排除するワケにもいかぬ、最も厄介な相手だ。十分に用心せよ」
「ハッ!」
渋い表情のまま、ビアルは了承するのであった。
「なれど……」
ニヤリ、と仮面の下で口角を上げながらゼーブルは続けた。
「ある程度の足止めなら出来よう?」
「なるほど」
ビアルの表情が晴れる。それは実質的な攻撃指令が出たことの安堵か、はたまた噂の闘術士と一戦交える喜びからか。
「せいぜい殺さぬ程度にな」
「御意!」
またも翌日、コンサートが始まるまであと四日。
「あれ、ラビアさん?」
コモドとケンは工房に戻っていた。今では日課となった、床下で刀の訓練を行っていたケンの元にラビアは訪れたのである。
「脚ですか」
「いや、ちょっと違うわね。屋根を貸して欲しいのよ」
「え、屋根くらいなら大丈夫だと思いますけど……コモドさん呼びましょか?」
「あー、お茶欲しくなったらお願い」
そう言って、ラビアは屋根の上までひとっ飛びするのであった。そして、ある一点を見つめている。
「あれ、ラビアじゃねぇか。来てるんなら呼んでくれよ」
二十分程して、コモドが現れる。
「あは、ごめんごめん。屋根を貸して欲しかったのよ」
「あー、考え事か。母さんの家使わせてもらえば良いのに」
「こっちを使いたい気分だったの」
「茶ァ飲んでくか?」
「一杯だけ良いかしら」
ポットとカップを取りに行ったコモドを見送りつつ、ラビアは休憩中のケンに向き合って口を開いた。
「訓練、御苦労様。良かったらこの後、お手合わせでもどう?」
「え、良いんですか?」
「とは言え、いつもの爪と刀ではちょっとやり辛いわね。というワケで……」
ラビアはケンの持つ刀をちょっとだけ見ると、長い付け爪の一つを取り出して軽くあてて見せる。そして、
「化鋼術、鋼写し!」
なんと、ラビアの付け爪はケンの刀とそっくりの姿に変えたのであった。
「え、何コレ!?」
「化鋼術はね、鋼で出来たモノを媒体として、自分の好きな形に変化させることが出来るの。やろうと思えばイチから自分の思う形に変えることだって出来るわ。まぁ、この技が一番やりやすいけど」
「へぇすご……って、真剣でやりあうんですか!?」
「あらら、既に実戦でやってるんでしょ? 今更驚くこともないと思うけど」
数分後、茶を持って来たコモドが見た光景は。
「はい肩から力抜いて。力を入れるのはなぎ払う時だけ。時に優雅に時に激しく、流れるお水のように動くのよ」
刀を振るう姿勢をラビアに矯正されているケンの姿であった。真剣で訓練をするのはまだ、早かったようである。
「お、熱血指導」
「ふふん。この子、刀を問題なく振れるくらいまでは来てるわね。無駄な力が入り過ぎてるけど」
「逆を言えば、そこを指摘出来るとこまで来たか。じゃ、お茶にしようぜ」
訓練の手を止め、刀を付け爪に戻し、コモドからカップを受け取って口にしようとした、まさにその時だった。
「ラビアさん、どうしたんです?」
ラビアの動きが止まった。工房の近くを通る、フードを目深に被った二人組に目線を合わせている。
「……お茶、ありがとう。予定よりも早く人が来たし、もう行くわね」
ラビアはカップの中身を一気に飲み干しその場から去って行くのであった。
「待ち合わせしてたんだ……」
「……いや、何かを探りに行く感じだな。こちらに言わないとは何かありそうだが……」
一方でラビアは、ペンタブルクに繋がる森林地帯へと足を運んでいた。皮膜を広げ、素早く木に飛び付き、ジグザグに飛びながら先程の二人組を尾行する。すると、二人組のうち背の低い方は道を引き返し、戻って行くのが見えた。そして残った方がフードを取り、ラビアの方をハッキリと見るのであった。
「降りて来い。鉄脚ラビアだな」
男性の声が響く。フードを外したその下には、スキンヘッドの厳つい顔が待っていた。一方でラビアはその指に、長い鋼の爪を付けている。
「やはり分かっちゃうのね。流石だわ」
「何故に拙者の後を付けてきた。あの小娘に用か?」
「御名答。あの子は、リトアはあたしの友人よ」
「そうか。友人の身が心配であったか。だが!」
マントを脱ぎ捨てると同時に、ビアルの手から何かが放たれる。踊るような動きでラビアの手が動くと、その長い爪には棒状の手裏剣が挟まっていた。
「邪魔されるワケにもいかん。我が主人のためにもな!」
「……名乗ったらどうかしら。一方的に知られるのもイヤな感じだし」
すると男は闘術士の使う、腰を落として指三つを立ててくっつける独特なアイサツをするのであった。
「お控ぇなすって。手前、しがない闘術士の未熟者で御座ぇます。その名をビアル・ガーダイル!」
「丁寧なアイサツどうも。で、何故にあたしの友人に近付くのかしら?」
「貴女が知る必要はない」
「それに主人ってだぁれ?」
「これ以上詮索するのであれば、今この場で挑戦者として対応させて頂こうか」
それまで厳しい表情を浮かべていたラビアが、急に何処かツヤっぽい笑みを浮かべ出す。
「そう来なくっちゃ。じゃあこれ、返しちゃうわね。化鋼術、飛来槍!」
その棒手裏剣を投げ上げる。すると一つ一つが大き目の槍に変わり、ビアルの方面を向く。
「行け!」
手を広げてビアルに向けながら指令を出す。浮いた槍が時間差でビアルへと襲い掛かった。ビアルはその場でバック転をしつつ槍そのものをかわしていく。そして槍の二つを手にすると……
「化鋼術、武創変幻!!」
槍はたちまち形を変え、刃渡り一メートルはあろうかという長剣へと姿を変える。だがその刀身は刀剣特有の刃を湛えたモノではなく、ワニの尾のようにゴツゴツとした金棒か硬鞭を思わせるモノであった。
「武創変幻……随分と重そうなのがお気に入りなのね」
「拙者の手にはコレが馴染むのだ。名付けてビアルラッシュ、受けられるモノなら受けてみるが良い」
解説せねばなるまい。武創変幻は本人の創りたい形、最も手に馴染む武器に変化させる化鋼術の極意である。単なる鋼を、まるでアフリマニウムを扱うかのように質量すら変化させる技なのである。そして凄まじい重量の武器に変化させるビアルの腕前は、並みの闘術士とは一線を画すことを表していた。
「そんなに長いと、貴方の手をじっくり味わえないじゃない」
「噂通りの手ッ喰いか。だがそのような趣味に付き合うのは御遠慮願おうか」
「……つまんない人」
両手に持つ重さにも関わらず、軽々と飛び掛かるビアル。叩き付けた一撃が地をえぐる。更に横なぎにした一撃を何とか流したラビアであったが、見ると指にあったはずの付け爪の長さが半分にされている。真っ直ぐに突撃してくる一撃をその場から飛んでかわし、木の幹に背中と皮膜を貼り付かせたラビアの瞳孔が開いた。
「コレを受け止めたら、あたしは終わるわね……」
そう呟くと、ラビアは左手に残った付け爪の一つを口で外す。
「次の手は決まったか?」
「ええ。せっかくだからイイモノ見せてあげる。化鋼術、武創変幻!」
次なる手。ビアルが使ったのと同じ技名を叫び、外した爪をなんと右の義足に突き刺したのであった。
「ほう」
それだけ言うと、ビアルは刺さっていた槍の一つを手にして、ラビア目掛けて投げ付ける。幹から飛びだすラビア。空中にて、彼女の義足が変形する。鋼で出来た足先が筒状に変わり、ふくらはぎにはポンプアクション式の散弾銃のハンドグリップを思わせる独特な形を取り始める。片足を伸ばし、飛び蹴りの姿勢に移ったまさにその時。
「我流奥義、必殺! 火尖脚砲!!」
ラビアの技名が叫ばれると同時に、その先端が文字通りの火を噴いた。咄嗟にあの金棒、ビアルラッシュでなぎ払うものの見事に熱で赤く染まり、歪む。そこに、着地したラビアの連続回し蹴り、と同時に放たれるは先程と同じ火炎弾。
「どうかしら? コレがあたしの右脚の真の姿、コモド印の義足砲、タイパン社もビックリな六四口径! 火尖脚砲よ!!」
一通り撃つと、ふくらはぎの装甲を上部にスライドさせた。途端にシュウと白い煙が義足から放たれる。ポンプアクションを思わせるこの機構は、排熱装置であったのだ。
「フッ、この場で宣伝とは悪くない、悪くない……」
歪み切った獲物を棒手裏剣に戻し、作ってあったもう一本を片手に構えるビアル。
「だが勝負はこれからだ……ム?」
彼の顔のすぐ真横を、何やら金属の棒状のモノが飛来して木に刺さる。鎖で繋がれたそれを、ラビアもまた目で追った。乱入者の姿を探るかのように。
「アァァァ……コモドォォ……コモドは何処だァァ……!!」
「アイツ……!!」
驚くビアルに詰め寄り、現れたのは黒い機体に緑の目が特徴的な機械人形――イリーヴであった。
「コモド……? まさか創られたの?」
「コモドを知っているのかァア!!」
途端にラビアの方に向き直してイリーヴが迫り来る。
「やば……余計なこと言っちゃった?」
「鉄脚ラビア、その命預けておくぞ!!」
その隙を突いて、ビアルは逃走した。
「コモドは何処だァァアア!!」
「……知ィーらないッ!!」
その場から皮膜を使い、ラビアも逃走を図る。イリーヴは先程発射していた銛を回収し、今度はラビア目掛けて投げ付けた。それを目で見たラビアはわざと高度を落として軌道をずらすと、驚くほどの反応速度で銛を掴み返して引っ張った。
「火尖脚砲!!」
更に一撃加え、ひるんだ隙を見計らうとすぐさまコモドの工房へと向かう。
「ラビアさん!? どうしたんですか一体!?」
彼女の尋常ではない様子にケンも何かに感づいたのであった。
「コモド呼んで!! アイツとんでもないモノに好かれたわね!?」
「どういうことですか? ……え、脚がすごいことになってる……」
カップを洗いに行こうとしていたコモドが駆け出して来る。
「ラビア! ……火尖脚砲だと。一体何があったんだ!!」
「黒い機械人形よ、恐らくだけどこっちに向かってる!!」
「黒い機械人形だと!? 後で診てやるから待っとれ!!」
コモドは駆け出した。あの時のアイツだ。アイツがまた現れたんだと確信していた。
「何処だッ!! コモドならここだ、ここにいるぞ!!」
ペンタブルクへ繋がる森の小道に入りながら、コモドは叫んだ。既に手甲の刃を展開し、構えている。
「コモドォォオオ!!」
黒い機体が姿を現した。
「よォ……久しぶりじゃねぇか。何で俺を探してたんだ?」
「我は……我は貴様と会ったことで、ないはずの記憶が蘇った! 貴様と闘ったあの日、我は創造主を殺して脱走した。追手をまき、この国のあちこちをひたすら彷徨った。だが何も分からない、だから探した! 貴様は我の何なのだ!!」
「知るか!! だがこれだけは言わせてもらう、俺の友人達を巻き込むんじゃねぇ!!」
「ならば……貴様の拳に直接聞いてみるだけだァァ……!!」
鋭く尖った指先を開き、イリーヴが臨戦態勢に入る。かつての友同士の、互いに知らぬままの闘いが今また始まろうとしていた。
「ほう、イリーヴが」
「はい、お陰でラビアを追い返す結果にはなりましたが……」
「うむ……」
唸り声を出しながら、ゼーブルはコモドと、イリーヴの睨み合う姿をその複眼に映していた。
「だが、この闘いは中々見物かも知れぬぞ。ふははは……」
ゼーブルの視界に映る光景が複眼から壁に投影される。すでにコモドの手甲剣と、イリーヴの鉄のヒレがぶつかり合っていた。キリキリと睨み合う赤銅色の隻眼と緑色の機械の目。哀しき第二ラウンドが、幕を開けた。
ラビアの必殺技、初披露で御座いました。




