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あとがき、つけくわえました。
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猫の目のように
くるくる回る愛ね?
あなたの目から見れば、
私の想いもちょっとずつズレている?
愛を、
逆立ちさせて、
私のこの回ることない永遠の愛を
綺麗に、
逆立ちさせて、
あの人を追うのは、どう?
そんなの、もう、愛でもなんでもないって?
あなた、まだ、お子さまね?
まぁ、可愛いから許すけど。
この世界には、
不変の真実なんか、実はほとんどない。
でも、おぼえておいて、
『愛は、人を、堕とす』
このことを。
あ、でも、あれか、
あなた猫だもんね〜、堕とされないよね〜。
いいっちゃ、いいよね、
ちょっとだけ、あたためて?
うん、
あなたの毛皮で?
ちょっとで、い………
あ、コラ、逃げるな、逃げるなってば!
以上で第4部猫が終わりますが、当初の予定では、そのまま4部の最後を読んでいただければお分かりのように、愛の逆立ちという詩集(?)の1部分として扱われるはずでした。ところが、こちらの猫もわがままで、1人で私と戯れたがっています。それならそれで詫びさせていただきますけれども、このままでは愛の逆立ちの計画が大幅に狂ってしまいます。まぁ、限りなく個人的なお話なんですけれども、一応ご報告をと思いまして。ほら、ホウレンソウって大事でしょ?これから仮に愛の逆立ちという詩集(?)をご覧いただくとすれば、あらすじのほうに注意していただいて、この猫4部作が終わってからご高覧いただければ幸いです。いや実は、全く同じような状況の詩がもう一編ありまして、どうしてその愛の逆立ちばかり贔屓をするのかという風に思われてもいたしかたがございませんが、別にそういうつもりではなくて、ただの星回りのなせる技なのです。
けっきょく、このあとがきで何を言いたいかと言えば、猫がもう少し遊びたがってるよ、てこと。




