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かつて経験したような惨めな思いを、
もう二度としたくない。
自分の恋は自分で守らなくっちゃ。
寒い部屋にひとり、
愛や恋を眺め、
それはお金で買えるの?
距離がわからなくて震える指と、
触れると痛いあなたの指が
ひとりの部屋にいる。
猫は、ひとりと呼べないよね。
この「人」は、
猫じゃないと言いいはると、
月はにっこり笑う。
金の眼鏡をして、ウインク……片頬笑み、刻み込み。
暖かい幻想が夜空に満月のダンディを映す。
そんな夜は、もう、ひとり寝でいいや。
猫でもね、「あなた」は、いてくれるから。




