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別れ

着隊日の朝の話です

入隊日の朝の話である

「統!あんた忘れ物は無いわね?」

統の母は心配そうに聞く。

「俺だって、もう大学も卒業したくらいだ。安心して大丈夫だよ。」

統は少し寂しさを感じながらも母親にそう告げた。

「何かあったら帰ってこいよ。就職先なら他にもあるだろうしな。」

父は肩を叩いた。

「そうそう帰る気は無いよ」

統は気を紛らわせるかの様に笑った

「お兄ちゃんは香里奈さんと居たいから帰ってこないんだよねぇ。」

妹が茶化す。

「バーカ、俺と香里奈はそういう関係じゃないぞ。」

統は妹の頭をコツンと叩いた。

その時、家のインターホンが鳴り統は家族と玄関を出た。

「おはようございます、お迎えに来ました。」

そこには篠原と仁王立ちする香里奈が居た。

「統!何をそんな悲しそうにしてるの、暫くは家族に会えないのだから元気な姿をしっかり見せておきなさいよ!」

香里奈の言う通りだ。親を心配させてはいけないと統は思った。

「篠原さん、香里奈ちゃん、うちの息子をよろしくお願いしますね。」

母は頭を下げた

「息子さんは私の元に居る限り無茶な事はさせませんので、どうか心配しないでくださいね。」

篠原はそう答え、香里奈はピースサインで返した。

統は荷物を篠原の車に乗せ、自分も後部座席に乗った。

統が窓を開け少し話をした後に車は国防軍筑波駐屯地へ向かうのだった…

次話から教育隊です

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