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プロローグ
初投稿です
ここは新潟の新保岳、普段は静かな山であるが今は違う。
その麓でトラックとヘリが対峙していた、トラックの方は日本国防軍の所属であり、ヘリは国防軍と敵対している欧州連合の所属である。
ヘリの全開になっているドアからは、機関銃を構えたドアガンナーと、無反動を構えた兵士がトラックを鋭い眼光で見つめる。
「武器を捨てて投降してください、抵抗しなければ危害を加えるつもりはありません。」
ヘリのスピーカーから流暢な日本語が流れてきた
「あの人は日本語上手いねぇ!駅前留学で学んだのかな?それともアニメかな?」
運転席に座る青年、朝霧統は生命の危機にも関わらず呑気な発言をした。
「バカ!今はそんな事どうでもいいでしょ、早くこの状況を打開しないと私達だけじゃなくて前線に残した人も死ぬのよ 。」
助手席に座る少女、山辺香里奈は少し顔色を悪くして言った。
実はこの程度の危機的状況など始まりに過ぎず、この状況から抜け出し、諸事情により未来へ飛ばされ戦うことになる彼らについて語っていこう