表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生したらものの5分で最強セージにエンカウントした俺のその後の話  作者: すずき 虎々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/61

54.2度目の人生でやっと、パパ始めました

数ある作品の中から、私の作品を見つけてくださり、ありがとうございます。

読んでいただける方に楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

先日からなんとかプログラム?始めました。

広告等がうっとおしいかもしれませんが、ご容赦の程、よろしくお願いします。

 俺にいったい何ができると言うのか、いや、出来ることなど何もない。

 せいぜい気休め程度のエリアヒールをかけて、あとは祈るのみ……。


 あぁ、そうだ、必要なものはクリエイトでなんでも出してやる。

 水でもお湯でも、タオルが必要なら、最高級の物だって作ってやれる、この世界に存在するのかどうかなんて関係ない、俺が必要だと思ったなら、何だって作ってやる。


 あぁ、そうだ!俺は、誰に何て言えば良いんだ?

 いや、そうか、もういないんだっけか。

 じゃあ、リースなのか?

 いや、違うな、別に良いのか、そうか、そうだよな。

 いや、いやいやいやいやいやいや、そんなことを考えてる場合じゃないだろ。


 あぁ、あぁあぁあぁあぁ。

 肝心なものを忘れてた。

 柵は艶が出るまで磨きこんでおこう、ささくれなんてもってのほかだ。

 塗装は天然素材のアレだな、舐めても大丈夫なヤツだ。

 問題はクッションか、この素材をどうするかで、快適さが段違いになる。

 ウレタンか、低反発のアレだよな。

 むしろアレ以外にないだろう、真の睡眠を約束してくれるんだよな。

 タオルケットはカシミヤにでもするか?


『あとはなんだ、ライブラさん、今の俺に必要なものはなんだと思う?』


 [告:落ち着きです。]


『おっと、まさかのガチな回答……。』


 俺はこの世界に転生して、色々と前世では考えられないような力を身に付けてきたが、だからと言って、元来の俺の性質が変化したのかと言われれば、まぁ、微妙に順応はしているんだろうけど、根本的には変わらない。

 そう、小心者なのである!

 そんな、小心者の俺が、この局面で落ち着いて待っていられると考えているなら、それは大きな間違い以外の何物でもない。


 ビビッているのかと問われれば、ビビっていると答えよう。

 テンパっているのかと問われれば、テンパっているとも答えよう。

 困惑でも動揺でも何でもいい、全てYESだ!


 これは、それ程に重要な事なのだ。


「おぎゃー、おぎゃー!」


 !


「旦那さん、生まれたよ、さぁ、入っておいで。」


 俺は言われるがまま、扉を開けて中に入る。


「ほら、フィン君、こっち来て。」


 リースが、満面の笑みで俺に手招きをしている。

 俺は、恐る恐る歩を進める。


「ほら、パパさんだよ、パパさんに抱っこしてもらおうか。」


 俺は助産師さんから、生まれたばかりの赤ん坊を受け取った。

 顔面をこわばらせ、真っ赤になって、力いっぱい泣いている。


 俺の髪の色はブロンドで、レイアは栗色、生まれてきた子供は青色の髪の毛。

 こんな時にもかかわらず、俺は頭の中で、この子と三人で出かけたら、髪の色が違うからと、誘拐と思われたりしないかな、なんて考えている自分がいる。


 助産師さんが、俺に対し、この子の性別はと言いかけたが、俺はそれを遮って口に出した。


「女の子だ。名前も、もう決まっている。なぁ、ミシャ……。おかえり。」


 すると、ミシャは一瞬泣き止み、俺の顔をマジマジと見つめたかと思うと、再び泣き出した。


「レイア、ご苦労様、ありがとう。」


 俺はレイアにヒールをかけながら言った。


「私達の所に帰ってきたんだね、お帰り、ミシャ。」


 助産師さんはきょとんとした顔をしていたが、リースが礼を言いながら外に連れ出してくれた。


「お産って、もっと辛いものを想像してたけど、フィンのヒールですごく楽だったよ。ありがとう。」


「なぁに、俺にはそれくらいしか出来ないからな。でも、まぁ、レイアが少しでも楽だったのなら、良かったよ。それにしても、ミシャだな、この子は。神様、約束守ってくれたんだな。しかも、こんなにわかりやすく。」


「そうね。」


「レイア疲れてるだろ。あとは俺達に任せて、少し休んだらどうだ?」


「大丈夫よ、それに、私だってその天使をもっと抱きしめたいんだから、独り占めしようとしてもダメよ。」


「ははは、そうだよな。ミシャ、ママがミシャを抱っこしたいってさ。泣くなよ、ママ落ち込んじゃうからな。」


「はぁいおいで、ミシャ、ママでしゅよぉ~。ん~~~~可愛い♡」


「いや、わかる。俺今レイアとかいるから、すごく無理してクールさを保とうとしてるけど、その赤ちゃん言葉になる気持ちとか、めっちゃわかる。ちょっとでも気を抜いたらそうなっちゃうよ。さっきまで俺が抱っこしてた時、実はミシャ、俺の胸の辺りを、その小さい手でぎゅっと握ってたんだよ。もう少しで可愛い手ってでにぎにぎしてくれたんでしゅか、可愛いでちゅね~♡って言いそうだったもん。」


「あははははは、いや、でも、わかるw自分達の子供ってだけでこんなに可愛いなんて、今この瞬間までわからなかったよ。ありがとう、フィン。」


「何言ってるんだよ、俺の方こそ、レイアには感謝しかないよ。これだけの幸せをくれて、本当にありがとう。愛してるよ、レイア、ミシャも。」


「じゃあ、フィンには晩御飯美味しいもの作ってもらわないとね。ママが美味しいご飯食べられたら、きっとミシャにもおいしいミルクを飲ませてあげられるからね。」


「よぉし!腕によりをかけて、最高のディナーを振る舞うぞ!」


「あはははは、パパカッコいい!」


「あ、あと、ミシャには最高のベビーベッドを用意したからね。」


「おぉ!パパカッコいいでちゅね~♡」


最後まで読んでいただきありがとうございます。

感謝の言葉しかありません。

よければ次のお話も読んでいただけるとありがたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

このお話が面白いと思っていただけたなら、評価やコメントなどいただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ