48.その装備はコンプライアンス違反です!装備じゃなくて最早〇〇縛りでしょうが!!!
数ある作品の中から、私の作品を見つけてくださり、ありがとうございます。
読んでいただける方に楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
あと、この物語の大筋の終わり方や次回作の構想は出来ているのですが、もし、こういう話が見たいとか、ストリー展開にご要望があれば、コメントいただければ、可能な範囲で繁栄させることも出来るかもしてないので、よろしければコメントください。
ちなみに、まだしばらくこの話は続くはずなので、よろしくお願いいたします。
俺達は、煉獄カリン塔から一時帰還し、久々に“家”の玄関をくぐった。
50階まで到達した俺と、10階まで踏破した仲間たち。
それぞれの戦いを終え、今はこの家で、戦利品の確認と作戦会議を行う予定だ。
まずは、風呂。
塔のジャグジーも悪くなかったが、俺だけさっぱりしてるのも心苦しいので、皆にも風呂で疲れを癒し、汚れを落としてさっぱりしてもらおう。
皆が風呂から上がり、リビングに全員が揃う。
俺、リース、レイア、メリル、プル、シャクヤク
それぞれが戦利品を並べていたので、俺も一緒になって次元収納の中を見たが、とてもじゃないが、ここで広げられる量ではなかった……。
「フィンどうしたの?」
「ん?あぁ、俺の戦利品をここで広げたら、たぶん全員窒息死するんじゃないかなと思ったんで、どうしようかなと……。」
「とりあえず、使えそうな物だけ出して、後はギルドに持って行けば?」
「そうするか、皆が使えそうだなと思った物で言うと、実はそれほどでもないからな。まずは、コレ。メリル用の杖。めっちゃデカい触媒の魔石入ってるの出たから、詳しいスペックは後からちゃんと鑑定しようと思ってたんだけど。あ、あとコレもだ。ローブ。これもなんか立派だったから、良い物だと思うし、良い物じゃなくても、ファッション的にもなんかさ、着てるだけで、立派な人に見えるでしょ。」
「わぁ、ありがとう、嬉しいです。この杖、どう見ても私にはオーバースペックでしょうけど、使いこなせるように頑張ります!」
「次は、レイアのもう一本のショートソードに良いなと思ったんだけど、コレ。あと、こっちも着るもの系だけど、アーマーというよりは、プロテクターな感じのヤツ。ただね、コレ、肌の露出が多すぎるから、なんか動きやすくて丈夫な服の上から着けると、良いと思うんだよね。この辺は、大人の事情でどうにでもなるようになってるので、まぁ、今の発言は気にしないでください。」
「フィン君ありがとう。前に貰ったのも凄いけど、こっちもなかなかな性能してそうだね。」
「うんうん、ただ、レイアの場合双剣だから、相性はあると思うので、その辺は要確認だな。」
「あ、レイア、これこれ。」
「あぁ、さっきのボスから出たヤツ!」
「フィン君に鑑定してもらって、良ければ使おうって言ってたじゃん。見てもらえば?」
「どれどれ、ふむふむ、ほうほう。アクセラレートブーツだそうな。もう、名前でわかるでしょ。」
「おぉ、予想通り!レイアにぴったりじゃん!」
「ありがとう!これで、もっとアグレッシブに仕掛けられる気がする。」
「続いてはシャクヤクさんかな。普段、デカい盾持って、攻撃手段が素手での殴りとか、原始人かと。ということで、シャクヤクさんに凄い切れ味の剣とか、刀なんかは絶対に秒で壊すだけだと思っていたんだけど、良いの出ましたよ。一応ね、大剣っぽいんだけど、ほぼほぼ鈍器だよこれは。コレが折れるのはイメージ湧かないかな。コレが折れるなら、周りにあるものの方が破壊されそう。はい。」
「ふむ、これなら良さそうじゃな。ん?なんじゃこれは。まるで重さを感じないが、どうなっておるのじゃ?」
「あぁ、それ、持つ人シャクヤクさんみたいな人ばかりじゃないだろうから、装備者に対して、バフ効果があるんじゃないかな。じゃないと、持てないって。常識的に考えて、そんな物の持ち運びなんて、普通は重機を使用するレベルだろ。」
「重機とはなんじゃ?」
「あぁ、気にしないで、こっちの話。あとは、なんかあったかな。プルのは本当になにもないんだよな。リースはね、レイアにあげたみたいな、プロテクターっぽいものあったんだけど、着たらたぶん只の痴女になるんじゃないかってくらいの、むしろ露出しかないようなプロテクターはあったけど、あれを出してあげるって言った時点で、俺が逮捕されそうな感じのヤツだから、出すのはやめとく。」
「レイアみたいに服着れば良くない?」
「いや、服の上からでも卑猥と言われそうなレベルの物なので、おすすめは出来ない。」
「いや、服の中に着れば良いじゃん。きっと効果は抜群なんでしょ?そういうのに限って……。」
「いや、まぁ、そうだけど、わかった、出すけど、俺は悪くないからな、むしろ俺は止めたぞ?いいんだな?」
「わかったから、早く出してみて。」
「わかったよ、じゃあ行くぞ。はい。」
「あぁ……。コレはひどいね……。」
「だから言ったじゃないか。隠す必要がある部分を全く隠す気がないんだよ。っていうか、最早それ目の粗すぎる網みたいだろ。」
「で?効果は?」
「うん、その見た目で、アブソリュート・クランデスティンだと。どう見ても目立つ意思しか感じられないのにな……。」
「でも、私が欲しい効果ではあるね。完全隠密か。いいじゃん、ありがとう!」
「それを渡して、礼を言われるとは思ってなかった……。とりあえず、めぼしい物は今渡したので終わりなんだけど、他にも見落としなんかがあるかもしれないから、そうだな、家の裏の森を少し切り倒して、整地して、物置小屋みたいなの作って、そこにしばらく置いておくから、自分達で適当に探してみてくれ。」
「「「「「は~い。」」」」」
「あ、そうか。それだ!裏に作る倉庫にドロップアイテム格納しておいて、装備品部屋、貴重品部屋、燃料(魔核)部屋、みたいにしておいて、金が足りなくなったら貴重品部屋や燃料部屋から各自街に売りに行って、用立てるようにすればいいんじゃないか。これからは、ドロップ品は裏の物置小屋へ格納するようにしよう。今後メンバーが増えたら、それまで不必要だと思っていたものでも、必要になる日が来るかもしれないしな。」
「「「「「了解!」」」」」
プルが、フェンリルの頭を撫でながら話しかけてくる。
「フィン、次はどうするニャ? 11階から再スタートニャ?」
「そうだな。俺は51階からになるけど、皆は11階以降の攻略頑張ってくれば良いと思うよ。ただね、そうはいっても、君らも一般の方カテゴリーに含まれるだろうから、20階より先に行こうなんて思わないでね。今のところは。」
メリルが、戦利品の中から小さな水晶を取り出す。
「これ、魔物が落とした物なんですが、魔素を感じるんですよ。魔素が物体に定着する事ってあるのでしょうか。」
「あるんじゃないか?だって、ほら、さっきのメリルに渡した杖の触媒なんて、まんまそのものじゃん。皆もう魔石が日常的に当たり前すぎて考えもしないかもしれないけど、魔石って、普通の鉱石に魔素が蓄積して一体化した物だから、その水晶は魔素の定着が弱いから、それほど価値は高くないかもしれないけど、それにしたって、街に行って売れば、それなりの金額にはなるぞ、この家族が一月飯食うのに困らない金額くらいにはね。」
なぜか、全員の顔がほんのり上気したように赤くなった。
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