39.神界へと至る船
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俺は、目の前の巨大な船を次元収納に格納し、皆と合流する為に、更に上の階に移動しようと、何気に巨大船があった場所に視線を落とすと、シャクヤクさんがうつ伏せになって潰れているように見える何かがあったように見えたが、そう思った瞬間に、そのシャクヤクさんが潰れたような物は消えていなくなったのだった……。
「今のはいったいなんだったんだ……。目の錯覚なんかじゃないとは思うんだけどな……。アレはどう見たって、シャクヤクさんの後ろ姿だよな……。」
俺は不審に思いながらも、消えて無くなったものを、いつまでも眺めていても仕方ないので、ボス部屋を出て上の階を目指して歩きだした。
一つ上の階のボス部屋を出て、真直ぐに中ボス部屋を目指して歩いていると、皆が通路の真ん中に集まって話しているようだったので、近づいて声をかけようとすると、何やら揉めているように見えたので、どうしたのかを尋ねることにした。
「おいおい、どうした?」
「フィン!ちょうど良かったニャ、シャクヤクが突っかかってきて困ってたニャ。」
「突っかかってきたとはなんぞえ、わらわが船の下敷きになっているのに助けようともしなかった其方らが悪いのではないか!」
「あ、やっぱりさっきの船の下にいたのシャクヤクさんだったんだ。」
「そうじゃ、こ奴等ときたら、わらわが戦闘後にドロップした船の下敷きになっているのに、知らん顔して次の階へと向かいおったのじゃ。」
「だから、私達はそんなの知らなかったって言ってるじゃないですか。」
「そうそう、シャクヤクちゃんが急に消えるのなんて日常茶飯事じゃない、だから私達も本当に気が付かなかったんだって、ゴメンね。」
「まぁまぁ、シャクヤクさん、皆もこうして謝ってるんだし、シャクヤクさんは頑丈なんだし、いいじゃないですか。それに、俺さっき一瞬だけシャクヤクさんが船に潰されている姿見たけど、めっちゃ面白かったんで、結果オーライかとwそれより、リースとレイアによさげなアイテムも出たことだし、今日はこれで帰りましょう。」
「え?マジで?どんなの出たの?」
「リースのは凄く便利だと思う。なんだかんだで、弓とかボウガンって次弾の装填に難ありだと思うんだけど、これはそんな悩みを解消してくれると思うよ。」
「えぇ!ほんとに!?超楽しみ~♡」
「レイアのは短剣としても相当な代物だと思うけど、付加効果がすごく良い剣が出たから、きっと使えると思う。」
「ホントに?すごく嬉しいよ。」
「そっちはあの船以外で何かめぼしいもの出た?」
「シャクヤクちゃんが今付けてる籠手くらいかな、その籠手はかなり良い物なんじゃない?材質もなんかわかんないけど、良さそうに見えるよ。」
「どれどれ。」
『ライブラさん、鑑定お願い。』
[回:紅蓮の籠手です。
効果は、炎属性攻撃力上昇・炎属性防御上昇・氷属性防御上昇・各ステータス微増です。]
「紅蓮の籠手っていうアイテムで、炎属性の攻撃と防御が上昇と、氷属性防御上昇、各種ステータスも上昇だって。シャクヤクさんにぴったりだよ。色まで似合ってるよ。」
「そうかえ?ふむ、わらわもそう思っていたのじゃ。」
「他は何か出た?」
「これと言ってめぼしいものはありませんね。」
「そうか、それじゃあ今日はこれで帰ろうか。」
俺達は、本日の狩りを終了し、そのまま転移で家に帰ることにした。
家に着いて船を出そうとしたが、そのまま出したのでは、船が自重に耐えきれずに自壊しそうだと思ったので、クリエイトで土台を作り、更に重力軽減の魔法陣を付与し、軽くなったことで風に飛ばされることのないよう、土台の方に鎖で固定することにした。
俺は特に深く考えたわけではないが、何となしに、ライブラさんにこの船は飛べるのかと聞いたところ、とんでもない答えが返ってきた。
[回:これはアルカエリ号と言って、各地上と神界を繋ぐ唯一の船です。
この船を使うことで、神界を経由し、全ての世界へと行くことが可能になります。]
今、言ったことが本当ならば、俺達はとんでもない代物を引き当ててしまったかもしれない……。
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