33.閑話:フィン君の噂をするとフィン君が現れる説
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「ただいま~。」
「おかえりリース。どうだった?」
「う~ん、まぁ、私達で行けそうなのは、また採取かな。」
「だよね~。手ごろな討伐なんてそうそう出ないしね。」
「1件出てたんだけどね、まぁ、私達二人で行ったら、ほぼ確実に死ぬやつだと思うよ。フィン君でもいればね、行けたんだろうけどね……。」
「なんならムーシルトに行って、誘っちゃう?」
「いや、なんかさ、私達じゃついていけないからって抜けて出てきたのに、二人じゃキツイ依頼あるんだけど、一緒に行ってくれないって、もうおんぶにだっこお願いしますって言ってるようなものじゃん。」
「まぁね……。そうだよね……。どこかにフィン君落ちてないかな……。」
「落ちてるかw」
「だよね……。」
「でもさ、フィン君てなかなかいないタイプだよね。」
「そうだね、私の治療してくれた時も、普通なら見返りを求めて当然だと思うけど、あの子はそういうの、全く求めてこなかったし、なんなら私あの子に、俺の女になれくらい言われると思ってたし、それでも良いとも思ってたけど、あんなにすぱっと別れることになるとね……。逆に女としての自信がなくなるよね……。」
「なんかさ、フィン君て、私達より年下なのに、なんか妙に大人びてるというか、お兄ちゃん感があるというか、不思議な子だよね。将来誰か良い人が出来たとしたら、その人はラッキーだよね、あの子の実力が規格外とか、そういうことじゃなくて、人格が大当たりだと思うよ。」
「なんなら今からでも私立候補したいくらいだよ。」
「私も、私もw」
「まぁ、でもいるんだろうけどね、あれからどのくらい経ったんだっけ?2年とか?3年経ったっけ?」
「そのくらいじゃないかな、あぁ、この家の更新今月だから、ちょうど3年位じゃない?」
「あぁ、そっか、そっか。あ、ところで、採取は何の採取?薬草?」
「キノコだよキノコ。」
「あぁ、キノコか……。」
「でも、まぁ、特に準備するものもないし、このまま行こうか?」
「そうだね。ちゃちゃっと行って終わらせようか。」
「今日はさ、東門からじゃなくて、北門から行かない?」
「うん、いいけど、どうかしたの?」
「北から周って行けば、もしかしたら雑魚魔物に出会えるかもじゃん、そしたら魔石が手にはいるから、少し余計に稼げるじゃん。」
「あぁ、そうだね、魔石取れればいいよね。」
「何かいないかな、ゴブはキモいけど、コボとか骨とかいいよね、楽だし。」
「ゴブって、なんであんなにキモいんだろうね、アソコ立てて飛び掛かってくるの、マジキモいんだけど。この世から消えてくれないかな、ゴブ……。」
「ねぇ、でもアレ魔物だからまだマシだけどさ、アレが生き物だった日にはもう、近づきたくもないよね。あぁ~想像しただけで気持ち悪い……。」
「あ、あれ!骨じゃない?」
「あ、ほんとだ、骨だ!けど、あれ人いるんじゃない、ん?あれって、もしかして、シャクヤクじゃない?」
「あ!そうだよ、シャクヤクちゃんだよ!でかいし、赤いし。お~い!シャクヤクちゃ~ん!あ、後ろ、フィンく~~~ん!」
「フィン君だwフィン君落ちてたwww」
「久しぶりぃ~~~!」
「ちょっと待って、あの骨もらってもいい?ありがと!」
「いや、今から採取にでも行こうと思ってたんだけど、その前に見つけた討伐依頼があってね、フィン君達でもいれば行けたのにね~って、ついさっき、ちょうど話したてたところだったのよ。」
「後ろのお二人は?新しいメンバーさん?」
「そうなんだ、メリルちゃんにプルちゃんて言うんだ。私たちは、リースに、こっちがレイアです。よろしくね。」
「え?あぁ、えぇとね、あぁ、ちょうどこの奥だよ、そこでグリズリーの目撃情報があったらしくて、討伐してきたら5000ミルらしいんだけど、私達二人じゃ死にに行くようなものだからって、諦めてたんだよね。え!?ホントに?良いの?しかも私達が半分で良いの?素材も?」
「やったぁ!やっぱ持つべきものはフィン君だね!」
「え?あぁ、ハルイとケリーとレオナの三人?あの人達はもうここにはいないよ。確かね、イースローに渡って、ランドルフだったか、ズームで仕事してるって言ってたような。」
「あ、いたいた、ってデカっ!あれ私達二人できてたら、確実に死んでたわw」
「え?私達攻撃しなくていいの?」
「あぁ、なるほどね、プルちゃんの、え!?すごいね、召喚士なんだ。えっ!?バルログってあのバルログ?マジで!?ヤバっ!」
「ヤバっ‼無理無理無理無理っ!え、凄っ!!!」
「いや、森燃えるでしょ!!怖っ!」
「あぁ、フェンリルがいるのね、ていうか、最初からフェンリルで良くない?」
「あぁ、練習なのね、そうだよね、実戦でいきなりあれ出されても、味方まで巻き込んで燃やしちゃうよねwww」
「ていうか、バルログにフェンリル召喚って普通にありえなくない?ほかにも召喚出来るの?」
「え?蚩尤?あの角生えたサルみたいなの?」
「凄まじいね、え?まだあるの?え!?シャクヤクちゃん召喚されちゃうの?」
「え?え?やってみて、見た~~~い!」
「「うわwあははははははははははははははははっ!うける、シャクヤクちゃん召喚されてるwwwwwwwwwwww」」
「あぁ、でもシャクヤクちゃんを召喚出来るって、竜を召喚出来る召喚士ってことか、凄いね、世界中見渡しても、竜を召喚出来る召喚士って、唯一無二じゃない?」
「あ、なんか出てる、アクセサリー?なんだろう?」
「あ、フィン君鑑定してくれるの。ありがとう。」
「え?着けると力と素早さ上がるの?凄いじゃん、もらって良いの?ありがとう!」
「え?もう帰るの?じゃあ、私達ギルドに報告して、依頼料もらったら、フィン君の家に届けるよ。うん、大丈夫、まだ覚えてるよw」
「今日はもう、この後は家にいる?うん、わかった、じゃあまた後でね。」
「久しぶりに会えて良かったね。」
「そうだね、噂話すれば会えるのかなw」
「今度からは出かける前に、フィン君の噂話してから出かけようかw」
「そうだね、そうしよう!」
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