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異世界に転生したらものの5分で最強セージにエンカウントした俺のその後の話  作者: すずき 虎々


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28/61

28.あなたが欲したペガサスはもういませんから、残念!

数ある作品の中から、私の作品を見つけてくださり、ありがとうございます。

読んでいただける方に楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

 ここオベロという街は、背後を切り立った崖で囲まれ、正面は海という地形で、遠い昔、この世界がまだ統一政府になる前の、国が複数あった時代には、たしか、バキレムという名の国だったはずの場所で、伝統的に亜人種への偏見が強い地域性というか、何なら他の地域に住む同族の事も下に見ている節があり、別に軍事的に強いとか、最高学府があるとか、そういう訳でもないのに他を下に見たがるというか、おしゃれな街とか、非常に根拠が乏しい感じの優越感に浸りたがりが多く住む街として有名らしい。

 勘違いをする人が多いという意味では、まぁどこの世界にでもあるんだろうけど、相手をする側としては若干うっとおしいので、そういうのは、仲間内の会話だけに留めておいてほしいのだが、でもやっぱりどこの世界でも、そういう人達っていうのは、自分が特別な存在だと信じて疑わないようなので、まぁ面倒くさい……。


 まぁ、出身地でマウントとって来るのに、特に目を見張るような特技もない、対応に困ってしまうような人には、直接的な攻撃をするより、間接的な嫌がらせをした方が、見ていておもしろいという持論の持ち主の俺は、依頼のそもそもの目的である、幻獣の“ペガサス”を捕獲してしまうことで、俺達に対するキャンセル料の他に、当然ペガサスはまだ狙っているのだろうから、新たな依頼料を支払って、魔物を討伐してもらったけど、結局もうすでにペガサスはいませんでしたという、最悪のシナリオを楽しんでもらいたいという、旺盛なるエンタメ精神により、俺達は今、背後を囲む崖の上にいる。


 プルの召喚虫のリサーチによると、魔物はこの崖の上ではなく、中腹にいるらしく、ペガサスについても、魔物同様に、崖の中腹にいるらしいことはわかっている。

 ここで問題なのが、魔物を倒してはならないということだ。

 なぜ倒してはならないかというと、俺達が、というよりは、主に俺が魔物を討伐してしまったら、次に依頼を受けた人が来るなり不信に思うだろう。

 なぜペガサスを囲んでいるはずの魔物がいなくなったのだろうかと。

 そうなってしまっては、既にペガサスが何者かによって捕獲された後だと気づくのを促進してしまう可能性が高くなるので、極力魔物は倒さない。

 嫌がらせは徹底的に、これ鉄則!


 とはいえ、幻獣を捕まえるとはいっても、崖の中腹で空中を飛行できない人がいては、そもそも移動も満足にできないだろうから、メリルとプルには崖の上で待機してもらうことにして、俺が魔法で飛んで行って、捕まえて転移して、家につないだら二人を拾いに来るという作戦で行くことにした。


 捕獲は何の問題もなくスムーズに捕獲することが出来た。

 俺の接近に気づいたペガサスは、飛んで逃げようとしたが、俺と飛行速度で争うには少々速度が足りていないようで、というか、全く相手にもならないので、ペガサスが飛び立とうとしてから捕まるまでは、ものの1秒すらかかってはいない。


 ということで、捕獲には成功したので、屋敷に戻って、結界を外にも出れない結界に書き換え、シャクヤクさんにもその旨断わって、メリプルコンビを迎えに行ったら、二人は巨大な斧を担いだバフォメットに追いかけれていて、メリルの方がお約束の、すっ転んで絶体絶命「あ~れ~!」的な状況になっていた。


 目を離した時間は、おそらく数秒だと思うんだけど、僅かな時間の間にここまでの状況を演出してくれるって、最早才能なんじゃないかとすら思えてくる……。


 しかし、このままバフォメットの頭を落としたところで、振り下ろしの勢いそのまま、メリルに斧が当たってしまいそうだと一瞬で判断した俺は、地面から土の槍を何本か出してバフォメットを下からすくい上げるように串刺しにして、とどめを刺した。


 そして、うら若き乙女のメリルさん、もうダメだと思ったんでしょうね、自分の人生が今この瞬間潰えると思ってしまったんでしょうね、やってしまいましたね……。


 しかし、安心してください。


 俺はあらゆる魔法を操ることの出来るソフィア・スロノスと呼ばれる男。


 強大な敵を葬る極悪究極魔法から、トイレの水を浄化する魔法まで、ありとあらゆる魔法をコントロール出来るし、なんなら無くてもでっちあげることの出来る、知識とスキルを持っているので、メリルが漏らしたものを無かったことにすることぐらい、朝飯前どころか、朝起きる前くらいの勢いで出来ちゃうのです。


 はい、既に終わってます、汚水処理は、なので、それに気づいたメリルが、そのとても18歳とは思えない程に実った、たわわな部分で俺の呼吸を止めに来たのか、と思えるくらいの感謝の抱擁をするために飛びついてくるはずと思いきや、来ませんね、一向に……。


 と思ったら、一緒に意識も飛んでいたらしく、意識が戻る前にお漏らしの方を無かったことにしてしまったので、本人も知らぬ間の話となってしまったことで、本当に無かったことになってしまうというね……。


 うん、まぁ良い、それで、うら若き女の子の尊厳が守られるのなら、俺のたわわ窒息イベントなんてね、無くなってもいいんだよ……。


 あ、そうそう、よくある異世界転生物で、主人公に向けられる、謎の好感度?ああいうのないですからね、うちのメンバーには。


 シャクヤクさんは言わずもがな、寝て起きて食うものあれば良しの人だし、メリルはなんでいるのかわかんないけど、とりあえず彼女の目的は、ヒーラーとしてのレベルを上げたいらしく、俺の噂を聞いて技を盗みに来たらしいんだけど、そもそもクリエイトが使えない時点で、並みのヒーラー以上になるのは無理と教えてるのに、何故か居座ってる不思議ちゃん枠で、プルについては、帰る家を探していたら、どこに帰ればいいのかも忘れたので、とりあえず家に住み着いたという、一番よくわからん理由で居候しているだけの、メンバーなので、そもそもこれをパーティーと呼ぶべきかどうかも定かではないという、たぶん他に目的が出来たり、行くべき場所が出来たりしたら、途中でふらっと一人でも二人でも欠けそうな感じなので、今後も末永く続いていく不滅のパーティーとか思わないでくださいね。


 何度も言うようで申し訳ないですが、この娘達いなくても、ほぼほぼ俺で依頼は達成出来てしまうので、まぁ、賑やかしの為の同居人くらいのイメージでいてくれれば良いかと思います。




 良いんだろうか本当に……。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

感謝の言葉しかありません。

よければ次のお話も読んでいただけるとありがたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

このお話が面白いと思っていただけたなら、評価やコメントなどいただけるとありがたいです。

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