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泥だらけの絆  作者: 楽泥
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雨の中の秘密の遊び

朝から強い雨が降り続き、窓の外では絶え間なく雨音が響いていた。川遊びの予定が難しくなり、浩二の部屋に集まった三人は、ちゃぶ台を囲んでこれまでの泥んこ遊びや水遊び、おもらしの話を思い出しては笑い合っていた。窓ガラスを叩く雨粒の音が部屋に響き、時折吹き込む風がカーテンを揺らし、どこか落ち着かない雰囲気を漂わせる。


「この前の川遊び、岩から飛び込むの、めっちゃ楽しかったよね! またやりたいなあ」


宏美が目を輝かせながら言うと、綾子がくすっと笑う。


「うん。あの時、浩二君の顔、めっちゃ赤くなってたの、面白かったんだから。透けた体操服、ちゃんと見てたでしょ?」


「いや、あれは綾子が妙なことするからじゃないか……。正直、我慢するの大変だったんだよ」


浩二が少し照れながら答えると、三人は再び笑い声を上げた。綾子の言葉に、宏美がちょっといたずらっぽく付け加える。


「ねえ、浩二君、ぶっちゃけさ、もっと近くで見てみたかったんじゃない? 私も次はもっと見せちゃおうかな!」


その大胆な発言に、浩二が頬を微かに赤らめ、綾子が宏美の肩を軽く叩いて笑う。


しばらく思い出話で盛り上がっていると、雨音がさらに強くなり、窓ガラスを叩く音が一層激しくなる。まるで外の世界が自分たちを呼んでいるかのようだ。宏美がふと顔を上げ、目をキラキラさせながら提案する。


「ねえ、こんな強い雨なら、公園に誰もいないんじゃない? 雨の中の公園って、めっちゃ楽しそう! なんか、いつもと違って、もっと自由にやっちゃえる気がするよ!」


その言葉に、綾子が少し驚きながらも興味津々に頷く。


「うん、なんか面白そう! 雨の中なら、誰にも見られないし、いつもより大胆になっちゃうかもね」


浩二も少し考えた後、穏やかに笑う。


「いいんじゃないか。じゃあ、さっさと着替えて行こう。こんな雨の日、いつもと違った遊びができるかもしれないね」


三人は早速着替える準備を始める。浩二と綾子はいつもの泥んこ用の格好だ。綾子は白い半袖体操服にエンジ色のブルマの上からエンジ色の上下ジャージを重ね着、白ハイソックスに通学靴。浩二は白い半袖体操服に濃紺のショートパンツ、濃紺の上下ジャージ、白スクールソックスに通学靴。宏美は浩二のコレクションの中を漁り、セーラー服の中間服を選び出した。白い長袖セーラー服に紺色のプリーツスカート、胸元のスカーフをきちんと結び、白ハイソックスと通学靴を合わせて着る。


「これ、似合う? なんか新鮮でいいよね! 雨の中で汚すの、ちょっとドキドキする!」


宏美がくるっと回って見せると、綾子が目を輝かせて頷く。


「うん、めっちゃ可愛い! 汚れるの、もったいないくらいだよ」


「だろう? これが泥だらけになるのを想像すると、ちょっとたまらないな……」


浩二が少し変態っぽい口調で言うと、三人は顔を見合わせて笑い合う。


傘をささず、雨に打たれながら公園を目指して歩き出す。強い雨がジャージやセーラー服を濡らし、表面から水滴がぽたぽたと落ちる。髪も顔もすぐに濡れて、視界がぼやけるが、それが楽しくて三人は笑いながら歩いた。雨音が響く住宅街の道を進む中、宏美がふと立ち止まり、いたずらっぽい笑みを浮かべる。彼女の声にはどこか緊張と興奮が混じり、心臓が少し速く脈打つのが自分でも分かる。


「ねえ、こんな雨の中ならさ、おもらししてもわからないんじゃない? やってみない? なんか、外でやっちゃうの、めっちゃドキドキすると思わない?」


その提案に、綾子が一瞬目を丸くするが、すぐに頬を微かに赤らめて頷く。彼女の胸もまた、秘密を共有する高揚感で高鳴っていた。


「え、ほんと? でも確かに、そうかも……。雨の中ならわからないよね……」


浩二も穏やかに笑い、内心のドキドキを隠しながら答える。


「面白そうだな。どうせ濡れてるんだし、いつもより汚いことやってもバレないよな。こういうの、ちょっとたまらないんじゃないか?」


三人は道端に立ち止まり、宏美が率先してセーラー服のスカートを大胆にめくる。スカートの下はまだ雨が当たらず、乾いた白い綿ショーツが現れる。彼女はそれをじっと見つめ、まるで実験を楽しむように目を輝かせる。彼女の心は高鳴り、恥ずかしさと期待が入り混じった感情が体を震わせる。


「ほら、浩二君、見てて! こうやって外でするの、めっちゃドキドキする……。雨の中で汚しちゃうの、なんか興奮するよね!」


そう言うと、宏美のショーツからじんわりと温かい水流が広がり始め、乾いた布地が一気に濃い色に染まる。ショーツのクロッチ部分からじわじわと黄色がかったシミが広がり、温かさが太ももを伝ってスカートの裾に微かに染み込む。雨水と混じりながら白ハイソックスや靴の中にまで流れ込み、水流が靴の中でぐじゅっと音を立てる。宏美はそれをじっと見つめ、満足そうに笑うと浩二に見せつける。彼女の心臓はバクバクと鳴り、恥ずかしさと解放感が混じった昂揚感に体が震える。


「どう? 雨の中でも、ちゃんと分かるでしょ? なんか、めっちゃ気持ちいい……」


綾子もジャージズボンを履いたまま、ショーツ越しにおもらしを試みる。ショーツにじんわりと温かさが広がり、クロッチ部分が濃い色に染まる。温かい水流がブルマに染み込み、ブルマの生地を濡らしながらさらにジャージズボンの内側にまでじわっと沁みていく。ジャージの裏地が水を吸い、太ももを伝って靴の中に流れ込む。綾子はその感覚に目を閉じ、羞恥心と解放感が入り混じった微かな震えを感じる。彼女の頬は赤く染まり、心臓がドキドキと速く脈打つ。


「うわ、ほんとだ……ジャージ越しでも、めっちゃ温かくて気持ちいい……。外でやっちゃうなんて、なんかダメなことしてるみたいでドキドキする!」


浩二もジャージズボン越しに試してみる。ブリーフに温かさが広がり、ショートパンツを濡らしながらジャージズボンの内側にじんわりと染み込んでいく。温かい水流が太ももを伝い、雨水と混じって靴の中にまで流れ込んでくる。靴の中でぐじゅっと音が鳴るたびに、微かな背徳感と解放感に胸が高鳴る。


「これ、外でやっちゃうなんて、普通じゃないよな……。でも、こういうの、めっちゃハマるかもしれない……」


歩くたびに通学靴がぐじゅぐじゅと音を立て、三人はその感覚に解放感とドキドキ感を覚える。アスファルトの上を歩くたびに靴から水が跳ね、微かなアンモニア臭が雨の匂いと混じり合う瞬間が、妙な親密さを感じさせた。宏美が興奮気味に言う。


「ねえ、外でこんなことするの、めっちゃドキドキする! 雨と混じって、いつもより特別な感じするよね! もっと汚いことやっちゃいたいかも!」


「うん、なんかハマりそう……。雨の中って、ほんと何でもできちゃうね」


綾子が頬を赤らめながら言うと、浩二も小さく笑う。


「次はもっと汚いこと試してみてもいいかもしれないな。こういうの、たまらないよな」


三人は興奮しながら公園へと急いだ。


公園に着く頃には、雨とおもらしで全身がぐっしょりになっていた。誰もいない公園は雨音だけが響き、大きな水たまりがあちこちにできている。三人は水たまりに飛び込んで水しぶきを飛ばし合い、滑り台やブランコなどの遊具で遊び始める。ジャージやセーラー服が水を吸い、重たくなっていくが、それが逆に楽しさを増す。


宏美がセーラー服のスカートをめくって、泥水で汚れたショーツを見せる。泥水がべったりと付着し、ショーツが重たそうに垂れ下がる。彼女はそれを浩二に見せつけるように腰を振ると、恥ずかしさと興奮が入り混じった笑顔を浮かべ、心臓がバクバクと鳴るのを感じる。


「ねえ、浩二君、見て! こんなに泥水で汚れちゃった! なんか、こういうの、めっちゃ楽しい! もっと汚したいなって思っちゃう……」


彼女はさらにスカートを少し持ち上げ、目を輝かせながら続ける。


「ねえ、浩二君、もっとショーツを泥んこにしてくれない? 私、もっと汚れたいの……お願い、浩二君の手でやってよ……」


その大胆なお願いに、浩二が一瞬目を丸くするが、すぐにニヤリと笑う。内心のドキドキを隠しながら、穏やかに答える。


「いいよ、宏美。じゃあ、もっと汚してあげるから、しっかり見ててな」


浩二は水たまりの底から泥をすくい、宏美のショーツにべったりと塗りつける。泥がショーツに絡みつき、布地がさらに重たくなり、宏美の太ももに泥水が流れ落ちる。彼女はその感触に目を細め、微かな震えと共に笑う。


「うわ、めっちゃ汚れた! 浩二君の手でこうやって汚されるの、めっちゃドキドキする……もっと汚してほしいな……」


綾子もジャージ越しに水たまりの底から泥をすくい、ジャージの前の部分にべったりと塗りたくる。そして、泥だらけの手で浩二に抱き着き、すりすりと体を擦り付ける。彼女の心臓もまた、ドキドキと速く脈打ち、泥の感触と浩二の体温に微かな昂揚感が湧き上がる。


「浩二君、こうしたらもっと汚れるよね? 泥だらけになって、めっちゃ気持ちいい……。もっと一緒に汚れちゃおうよ」


その無邪気な行動に、浩二が一瞬固まり、微かな震えと共に穏やかに呟く。


「……出ちゃった」


その言葉に、綾子が目を丸くして笑う。彼女の胸はさらに高鳴り、興奮と喜びが抑えきれなくなる。


「え、ほんと? 浩二君、かわいい! こういうの、たまらないよね!」


そのまま綾子は興奮が抑えきれず、勢いよく浩二に抱き着き、二人は水たまりの中に押し倒される形で倒れ込む。水たまりの水が跳ね上がり、ジャージがさらにぐしょぐしょになる。綾子は浩二の上に馬乗りになって、泥水まみれの手で彼のジャージをさらに汚しながら、笑い声を上げる。彼女の目にはいたずらっぽい光が宿り、心臓がドキドキと脈打つ。


「浩二君、こうやって一緒に泥だらけになるの、めっちゃ楽しい! もっと汚れちゃおうよ!」


浩二も笑いながら、微かな動揺を隠せないまま答える。


「綾子、ちょっと落ち着けよ……でも、こういうのも嫌いじゃないな……」


三人はひとしきり笑い合い、近くの水道に備え付けてあったバケツを使って泥水をすくって掛け合う。バケツから溢れる泥水がジャージやセーラー服にべったりと付着し、雨水と混じってさらに汚れていく。さらに水たまりの底に溜まった泥をすくい、お互いに塗りたくる。綾子はジャージ全体に泥を塗りたくる。雨水と泥が混じり合い、ジャージが薄茶色に染まる。彼女は泥だらけの手を自分の体に滑らせ、まるでその感触を楽しむように目を細める。


「こうやって全身泥だらけになるの、めっちゃ気持ちいい……。もっと汚いことしたいね、浩二君」


浩二もジャージに泥を塗りたくりながら、微かな興奮を抑えきれずに笑う。


「こんな汚れ方、普通じゃないよな。もっと汚くしてみたいかもしれないな……」


全身が薄茶色に染まり、雨水と泥が混じってべったりと張り付く。遊具の周りで泥水を掛け合い、水たまりに飛び込んで水しぶきを飛ばす。ブランコに座って勢いよく漕ぎながら雨と泥を浴び、滑り台を使って泥水を滑り落ちる遊びを楽しむ。三人はまるで子供のようにはしゃぎながら、雨の中での自由さに心から楽しさを覚える。


ひとしきり遊んだ後、三人は満足げに水たまりの中に寝転がり、雨に打たれながら空を見上げる。雨粒が顔に当たるたび、微かな冷たさが心地よい。宏美がぽつりと呟く。


「楽しかったね……。こんなに自由にやっちゃえるの、ほんと最高だった……」


「うん。おもったより泥んこになっちゃったけど、めっちゃ気持ちよかったね。雨の中って、なんか何でも許されちゃう感じする」


綾子が笑いながら言うと、浩二も満足そうに頷く。


「そうだな。こんな遊び、なかなかできないよな。もっと汚いこと、もっとやっちゃいたいかもしれない」


三人はしばらく水たまりに寝転がったまま、雨音と笑い声を響かせながら余韻に浸る。


後片付けをしながら、宏美が少し心配そうに言う。彼女のセーラー服は泥水で茶色く染まり、スカートもジャージもびしょびしょだ。


「でも、このまま帰ると変かな? めっちゃ汚れてるし……。誰かに見られたら、ちょっと恥ずかしいかも……」


「雨だから、これを羽織れば大丈夫じゃないかな」


浩二がそう言って、持ってきたレインコートを取り出す。透明なビニールのレインコートを三人はびちょびちょの服の上から着込む。レインコートがジャージやセーラー服に張り付き、雨水が表面を滑り落ちる。


公園を後にし、帰り道を歩きながら、三人は感想を言い合う。レインコートの中はぐしょぐしょで、雨と泥水が混じった服が肌に張り付く。歩くたびに靴がぐじゅぐじゅと音を立て、蒸れた空気がレインコートの中にこもる。宏美が少し首を振って笑う。


「中がぐしょぐしょなのに、レインコートって、なんか変な感じ……。でも、隠れてる安心感もあるし、ちょっとドキドキするね」


綾子が頷き、レインコートの中で蒸れたジャージを少し動かしながら呟く。


「うん。レインコートの中で蒸れた感じが、気持ち悪くて気持ちいいっていうか……。なんか、こんな汚れたまま帰るの、めっちゃ興奮する……」


「確かに、妙な感じだよな。でも、こういうのも悪くないかもしれない。次ももっと汚れるようなこと、やっちゃうか?」


「雨は憂鬱だけど、こんな風に遊べるし、汚れてもレインコートを羽織れば後片付け完了で、らくちんでいいよな」


浩二も笑いながら言うと、三人は泥と雨にまみれた姿のまま、笑いながら家路についた。


夕暮れ時の雨はまだ止む気配がなく、薄暗い道を歩きながら三人は今日の遊びを振り返る。レインコートのビニール越しに聞こえる雨音と、ぐじゅぐじゅと鳴る靴の音が、彼らの新たな「秘密」を彩るように響いていた。

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