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番外編:ブルーバーズのショート事情

今回は番外編という事で

【ブルーバーズ】激戦区のショートを制するのは? 候補に挙がる”3人”の内野手 (3月25日の記事より)


 昨年優勝した名古屋ブルーバーズ。その裏で選手同士の熱い正ポジション争いに今年も注目が集まっている。中でも最も激戦が予想されるのは守備の華とも呼ばれるショートだ。現役時代ショートとして名を轟かせた金子監督の目は厳しく、昨秋キャンプでポジションの白紙を宣言。最多出場の南風(みなみかぜ)(とおる)(31=沖縄大海大)をはじめとした各選手に対して「フラットにやっていく。実績どうこうではなく、今の調子や実力で判断していくつもりです」と口にした。


 外野やには実績と実力共に兼ね備えた選手がそろっているものの、やはりセンターラインの固定は急務と言えよう。オープン戦では二遊間を様々な選手でローテーションしており、若手・中堅・ベテラン関係なく横一線の争いを続けている。


 正ショートとしてのポジションを手にするのは誰か。候補として挙げられる3人の内野手にクローズアップしていく。



【勝利を運ぶ南風 南風透選手】


 第一候補に挙がるのはやはり昨季ショートとして最多出場を果たした南風透選手だろう。プロ入りして10年、そのバッティングは円熟味を増している。昨季は右の中距離砲として打率.244ながら7本塁打を記録した。左投手からは.292と打ちこみ持ち味をアピールした。また守備でも安定感を見せ、守りのブルーバーズとして役割を全うしていた。


 しかし満足はせず、「この年齢、このポジションとしては物足りない成績。もっと自分が引っ張っていく選手になっていかないといけない」と悔しさをにじませた。「左殺し」の名を返上し不動のレギュラーとなれるか。



【勝負強さ光る西の若き仕事人 西木戸(にしきど)吉喜(よしき)選手】


 こちらも昨季までの立場を脱したい選手だ。西木戸吉喜(25=帝都広島高)選手は主に代打として出場し、得点圏打率.302を記録した。特に終盤の重要な場面で起用され、去年の6月21日の交流戦では自信2度目となるサヨナラ本塁打を記録。少ない打席ながらも首脳陣に抜群のインパクトを残したシーズンだった。


 自主トレではOBのショートからマンツーマンで指導を受け、課題としている守備力を磨いた。「誰が相手だろうと勝つくらいの気持ちでないといけない。もっと打席に立って自分の実力を証明したい」と強気の姿勢を見せている。



【東の宮の守備職人 宮東(みやひがし)夏樹(なつき)選手】


 守備力でアピールしていきたいのは今年社会人卒3年目を迎える宮東夏樹(24=東京新エネルギーズ)選手だ。抜群の身体能力から繰り出されるダイナミックな守備を武器として存在感をみせた。代走、守備固め中心ながら金子監督からは高い信頼を置かれている。課題の打撃を克服すれば、より深い信頼を置かれる可能性も十分にありうる。


 自主トレでは同チームの鳥野和選手に師事。昨季は打率.220、2本塁打に終わっただけにバットコントロール技術での進化を目指す。「これくらいの選手に収まるつもりは全くない。数年後でもなく、今レギュラーを奪えなければダメだという思いでやっていく」とライバル心を燃やす。


 

 日本一に燃える名古屋ブルーバーズ。激しいポジション争いから頭一つ抜きんでるのは王道か、ダークホースか。これからの試合にも注目したい。

 

なお企業名、大学名に関しては全て架空のものです。

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