表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

2

けれどわたしは怒りを表に出すことは、できなくなっていた。


事故のショックから、感情表現がおかしくなってしまったのだ。


その後も意識を飛ばすことが度々あった。


だけど10年という年月が経ち、高校生になった今では、それほどヒドイことは起きなくなった。


けれど10年前とは全く違ってしまったところもあった。


―体質だ。


アレからわたしは強い感情の昂りを起こすと、体が弱ってしまうようになった。


特に怒り。


頭が真っ白になるほどの怒りを感じると、熱を出すようになり、体が弱ってしまう。


病弱体質とも言える体質に変わってしまった。


それまでは何の問題も無い、普通の子供だったのに。


事故からペットはもう二度と飼わないと決めた。


けれど犬の写真はずっと身近に置いていた。


生徒手帳や部屋の写真立て。


そのせいか、犬がずっと側にいてくれているような気がしていた。


いつも一緒にいる気がするけど…でもそんなのはありえないと分かる歳になっていた。


でも不思議なこともあると思っていた。


わたしが強く願えば、結構叶いやすい。


だけど願いも強い思いなので、またまた体調を崩しやすくなる。


体調の悪さはまず、気持ち悪さ。頭痛、だるけ、腹痛だ。


風邪の症状に似ているけれど、ちょっと違う。


一応病院の薬で何とかなっているけど、それでも何か違うような気がした。


うまくは説明できないけど…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ