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00 クラヤミノネコ
あまりに静かすぎる夜。
月明かりが届かない暗闇にさらに落ちる影を追いかける鈴の音。
朝はもうすぐそこだというのに鈴の音に気づかずに人々は眠りにつく。
そして雲が月を覆う。
何もなくなった闇の中はこの世のものとは思えないくらいに不気味で、寂しくて、ただただぽつんと取り残された黒猫は、自慢げに首もとの鈴を鳴らしながら小さな聲で鳴く。
『みゃおん。』
そしてまた月が顔出す。
猫の後ろにある影に気づかないまま_____
あまりに静かすぎる夜。
月明かりが届かない暗闇にさらに落ちる影を追いかける鈴の音。
朝はもうすぐそこだというのに鈴の音に気づかずに人々は眠りにつく。
そして雲が月を覆う。
何もなくなった闇の中はこの世のものとは思えないくらいに不気味で、寂しくて、ただただぽつんと取り残された黒猫は、自慢げに首もとの鈴を鳴らしながら小さな聲で鳴く。
『みゃおん。』
そしてまた月が顔出す。
猫の後ろにある影に気づかないまま_____
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