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神話食材


「お願いします!たこ焼きの化け物に呑み込まれそうなんです!!!」

「はあ?」

いやなんで私に任せるかね。


探偵本人は、下の階のカフェでコーヒー取りに行っちゃったよ。

「えーっとそのー、たこの化け物とかじゃなくてたこ焼きの化け物?」

「は、はい」




依頼人の名は破付タクト。


1週間ほど前、昼間に1人たこ焼きをしていた時に、たこ焼き器にすでにたこ焼きができていたらしい。

正直腐っているんじゃないかと思い、たこ焼きを洗い落とそうと水をかけた瞬間。


『テメェ!たこ焼きにかけるのはソースだろうが!』

そう言い、たこ焼き器から飛び出してきたのは、頭(正確には体)がたこ焼きのメンダコだった。

そのタコが炭を飛ばしてから、夜な夜な悪夢に苛まれる様になったという。


しかも家を黒く染めてくるし、洗うとめちゃくちゃ突っかかるくるそうだ。

そして、警察にも取り合ったが、返り討ちにあった模様。

どうやったらタコがそんなことできるんだ?


「ふむふむ、一部しか聞いてなかったが、それタコルルーリーじゃね?」

「知ってんのか久留亜」

「ああ。神話食材っていうクラールァ・トゥルメルトの信者が作った美味しい飯作るための超生物だ」

何それ?


神話食材。

曰く、クラールァ・トゥルメルト(つーか解説している久留亜)の信者の一部がグルメであり、より美味しい飯を捧げ物にしようと生み出した食材なのだという。

神話に準えられた神や幻獣などの力を基に生み出されることから、神話食材と銘打たれているのだという。


「じゃあなんでこんな被害が出ているんだ?」

「そりゃあ神話の力をモデルにしてあるだけあって、概念的な部分で人類に危害を与える能力を持った連中ばかりだし、作った奴らが軒並み取り逃したっぽくてね」

うっわ何やってんだソイツ。


「まあ行ってみなよ。神話食材って厄介そうに見えて扱いを間違えなければめっちゃ有用な生き物なんだぜ!」

なんていうか、探偵見習いならまずは猫探しとかになるかと思ったんだが


「分かった分かった。だが行く前にやっておきたいことがある」

「なんだい?」

「タブレットと…できればタッチペンを貸してくれ」

私は私なりに、いろいろ準備が必要なのよ。


神話食材

・意思疎通できるけどそこまで喋りはしない

・元の見た目は割と可愛げ

・食べ物をめちゃくちゃ美味しく食べられるようにしてくれる触媒のようなもの

・食材として扱われるものor食べ物作りのために利用されるもの+神をモデルにした要素

・性能付与の過程で神をモデルにした結果、人々に脅威になるレベルの戦闘能力がある

制作者は有能なのか無能なのか


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