だから甘ちゃんなんだよ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
あんまり頼るの良くないんですけど、書きたかったのがこれなので、タグ付けします。
次の休み、空いてる? 空いてるよ。
お願い聞いて欲しいんだけど……。 あぁ、良いよ。
悩みを聞いて欲しくて。 じゃあ部屋移動しようか。
これは、よくある友人間の会話であると思っている。それでもその裏に潜む思惑というのは、少なからず打算が含まれているのでは無かろうか?
これを断ったら相手が傷つく。そして私の居場所も消える。だったら多少我慢してでも、相手に合わせた方が良い。そう思うのは人間にとって、何も不思議な事ではないのでは無かろうか。
交友関係だってビジネスの一つだと私は思っている。尽くし過ぎても駄目だし、貰い過ぎても駄目。必ず愛情には限りがあって、其れを越える間違いなく亀裂が生じる。
「貴方は私の事を『メンヘラホイホイ』だの『メンヘラ製造機』だのと称していたけれど、それぐらい誰にでもあるんじゃない?
誰だって誘いを断られてら嫌だし、お願いは聞いて欲しい。悩みがあるなら打ち明けたい。
其れが多少嫌なことであっても、今の居場所が失われるぐらいなら、我慢するのが人間じゃない?」
言い方を悪くすれば『ショバ代を払う』なんて表現にも繋がるけれども、誰だって自分の利益になる人には限りある愛情を捧げるし、その愛情が尽きても求めようとする人とは嫌になってくる。其れは決して私だけの話ではないはずだ。精一杯の愛情表現である。
「……あなたは私を悪く言っているようで、自分の事を棚に上げて非難している。人間らしい醜悪さだ」
そう、引導を渡すと、彼はニヤッと笑った。それから静かに私を指差すと、切れ長の目を僅かに開いてこう言い放った。
「でも君、相手方メンヘラだと思ってもやるでしょう? 其れが大きな違いだよ。メンヘラ相手に変に期待させたらどうなるか分かるはずなのに、分かっていて反応を見ている。
其れは君の落ち度だよ」
そう言って私の首を掴んで無理やり顔を合わせられた。ギラギラした瞳が私を見詰め返してくる。
「私を、言い任せたいの? ならもっと、刃を研ぎなよ、甘ちゃん」
以下何でも許せる方向け。
個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。
あのね、交友関係において、多少の我慢はあると思うんです。
いいえ、交友関係だけでなく、親子間、恋人間でも。
ずっと我儘や暴言を吐いていたら、相手が潰れる。
だから自分も我慢する。
言い方は最悪ですが、其れは誰しも居場所を守るに支払う、ショバ代の一つだと思うんです。
愛情には限りがあります。そして其れは人それぞれ。
私は他の人と比べても非常に器が小さいので、即刻切ります。
勿論、誰にでもあることなので、彼女はそこを突いて彼を詰るんです。
けれどもね、此処が大事。
『貴方の言うことはそうかも知れない。
でも相手が地雷だと分かっても優しくするのはなんでなの? わざわざ首を突っ込むのはなんでなの?
厄介になる事は分かりきっているのに、それでも首を突っ込むのは、貴方の落ち度、醜悪さだよね?』
と返しているんです。
『自分のことを棚に上げて非難するの、人間の醜悪さだと思うんだけど』
これ、特大のブーメラン。
分からされちゃったね。というお話でした。