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へたくそ  作者: MO
42/102

第42話 過去③

そして1年が経ち、オレ達が最上級生として新チームが始動した頃

上山は突然、部活に顔を出した。


「上山!戻って来る気になってくれたのか?」

「別に・・・暇だから・・・」

上山の返事は素っ気ないものだった。

それでも、オレは上山が戻って来てくれたことが、とにかく嬉しかった。


上山の肩は治っていた。

いや、正確には治ってはいなかったと言うべきだろう。

投げれるようにはなっていたが

以前のような力強さは無く

小手先だけで送球ができる程度だった。


それでも、上山の野球センスはやはり抜群だった。

すぐにファーストのレギュラーを獲得した。


しかし、上山の野球に対する取り組み方は

以前とは全く真逆のものになってしまっていた。


練習は来る日と来ない日があり

来ても気だるそうにダラダラとやっていた。


当然、後輩たちからは不満の声が上がっていたようだ。

しかし、俺達、同級生は上山の過去を知っている。

だから何も言えなかった。


チームのために投げ

チームのために肩を壊したあいつが

どういう心境の変化があったかはわからないが

また野球をやりたいと思ってくれたなら

多少のことは目をつぶってやりたい。

そう思うのは間違っているだろうか・・・


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