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へたくそ  作者: MO
24/102

第24話 敗戦のあと

松島先輩はそんな大村くんを

ホームベース上からしばらく見つめていました。

徐々に先輩内野陣が大村くんの元に歩み寄り

大村くんの肩を抱え起こし、挨拶に向かいました。

上山先輩は一人、真っ直ぐに挨拶に向かっていました。


先輩は私の横で、その光景を見ながら

声を上げて泣いていました。

池崎くんはそんな先輩の肩を抱いて、一緒に泣いていました。

私も涙が止まりませんでした。


試合の後、球場の裏に集合しました。

3年生たちはこれで引退です。

一人一人、挨拶をされ、その間

皆さん、人目もはばからず、泣いていました。

3年間、必死に頑張ったからこそ、流せる涙なんだと思います。


先輩もずっと泣いていました。

大村くんも1度も顔を上げずにずっと塞ぎ込んでいました。

3年生たちは大村くんに感謝の言葉をおっしゃっていました。

大村くんのおかげでここまで良い試合ができたと。


松島先輩と上山先輩はまるで石にでもなったかのように

微動だにせず、その様子を見つめていました。


解散になった後も、先輩は泣いていました。

「なんでお前が泣いてんだ?何もしてねぇだろ」

金子先輩がニヤニヤしながら言いました。


「金子!行くぞ!」

上山先輩が言いました。

金子先輩は詰まらなそうに帰って行きました。


先輩は泣きながら、

相変わらず塞ぎ込んだままの大村くんの肩を抱き

「大村くん、また明日から頑張ろう」


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