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贄の破獄

作者:日凪セツナ
戦争で世界が滅ぼされ、人々は壁に囲まれたドームの中に逃げ込んだ。その中では外の世界を夢見ることも、外へ出たいと言うことも禁じられていた。ドーム内は明確な身分さがあり、最上位のアークの一族が、権力を握っていた。
日々を惰性で過ごす少年スクァには、ラヴィという友人がいた。ラヴィは外に出ることを夢見ていたが、ドームの秩序を管理する憲兵によって連れ去られる。その五年後、スクァもまた、その憲兵になった。そしてアークの長と対面するが、それがラヴィであった。ラヴィは権力の最上位にいてなお、外に出たいという本心をスクァに明かす。
スクァは外の世界を夢見ることを拒絶していたが、あるときラヴィから突然の別れを突き付けられる。ラヴィはアークの長、ノアと呼ばれる存在になり、自分が消えてしまうと告げた。ラヴィを助ける方法はないかと、スクァはノアについて調べ始める。
ドーム内のエネルギー不足を解消するため、ドームを管理するコンピュータのエネルギー源となる、それがノアだった。本心では受け入れられずとも、ラヴィは自分がノアになるのだと諦めていた。しかしスクァは、ラヴィを救うことを優先し、ドームの秩序に背くことを決意する。ラヴィを連れてスクァはドームを脱出し、二人は外の世界へ逃げ出した。
滅びていたと教えられた外の世界は、長い時間の経過で既に浄化されていた。ラヴィとスクァを契機に、人々はドームの中から解放された。
Ⅰ 約束の河原
2016/06/26 01:28
Ⅱ 十五の春
2016/06/27 00:01
Ⅲ ノア
2016/06/28 00:04
Ⅳ 夢の交錯
2016/06/29 00:27
Ⅴ 檻の外へ
2016/06/29 00:28
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