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俺、この戦いが終わったら魔法少女になるんだ  作者: 虹ぱぱ
二章:癒し手の魔法少女
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46.5話:ハート様の微笑

 四葉とホットケーキを食べながら談笑していた。


 この娘はよく喋るし、よく笑う。

 大暮先生以外と喋るのが久し振りだという反動もあったかもしれないが。


 喋りながらも、頭に響く声を聞く。


 最初は何かあったのかと思った。急に聞こえたのはあいつの「うわああ!」って悲鳴だった。


 が、カルマが一人で暴れているだけのようだった。


 俺からすればカルマはぬるい。


 回りくどいし、めんどくさい。


 正直、あそこまで好意的な目で見られて躊躇う理由がわからない。


 まあ、それでも。


 あいつの相手を大切にしたいという気持ちだけは伝わってきた。


 だから口を出すことなく、とりあえず静観した。


 正直、あまりに空回るから基地まで行くか迷った。

 だが、それも次第に落ち着いた。


 どうもやつの声を聞く限り、変態(ロリコン)が治ったというよりも、大暮先生の(いちぶぶん)に惚れたような感じだが。あとはあの真っ直ぐな好意にやられたか。


 恋愛とは結局、一種の錯覚だ。

 本能に理屈をつける為の説法。それが恋愛だと思う。

 

 それでも。アメルも明も大切だと想う気持ちも、本物だ。


 あとは、あいつが気持ちを本物に出来るかだけだ。


 褒められるような行程ではなかった。


 だけど。


 カルマは前に進もうと決めた。

 へたれで男らしい部分は性欲くらいしか見つけられない、残念なやつだが。

 少し成長した。あと一歩だ。あと一歩、後押しが必要だ。


 いや。


 てか。


 たるい。


 早く、ヤレ。


 疲れた俺の本音だった。


 あと一歩の後押しの為に、静観を決めていた俺は頭で呼びかける。


 ……カルマ。さっきからうるさい。

 


 俺の顔に浮かんでいた笑みは、四葉との談笑の為か、あいつの成長が少し嬉しかったからかはわからない。

短いね;

いつか、もう少し描写増やすかもしれません。ネタにできそうなんはいっぱいあるはずなんで。


次回『47話:はんたーはんたー1』


尺をちょっと長めにとってお風呂回です。少女達の。そろそろ四葉の性格を入れていきますか。

てか、お風呂だし。とるよね尺。

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