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睡眠補助用文章  作者: MARIA
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離人症 伊東

私は兄が嫌いなのです。私が話しかけると不機嫌そうなのです。目を半分しか開かないで話をします、バカにしてるとしか思えないので昨日の夜、いや朝、兄を殺しました。今日も殺しました。という夢を見ました。最近兄が嫌いすぎて毎日夢を見ます、兄の寝ているベットにいき、首を絞めて殺す夢です。手に感触もあります、そして何度も何度も殺します。ハムスターが死んだのも、兄の責任です。野菜がダメになったのも兄の責任です。水がでてきたのも兄の責任です。ハムスターが死んだのは兄に責任があると思います。鍵がなくて家に入れないと呼び出されたこともあります、とにかく兄は私のことを都合よく使うんです。兄弟でもやっぱりわたしのことだけを都合よく使います。姉にたいしてはそんなことがないのが証拠です。夢にばかりでてくるので、さらに嫌いになりました。さいしょは怖かった夢もだんだんと幸せになりました。私はさいしょは首を絞めていたけれど、次からは上から見てるような感じなのです。どこかできっと兄は死んだのです。

さいしょは兄も朝起きてきて生きている感じでしたが最近はもう起きてきません。さいしょは夢もこわかったけれど、わたしはさいきんは楽しくてしかたがないのです。兄もさいきんは、げんきがないようです。わたしがなんどもなんども首を絞めたのでさいきんは兄は元気がないようです。さいきんは夢も楽しくなってきました。楽しみなのです、布団にはいったら兄のことを考えています、さいしょは怖かったのにいまではとても幸福です。

たぶん、兄は本当はもう死んでいて、夢の中で生きているのでしょう。最近は楽しくてしかたがありません。兄にされたことの数々をかんがえると、なんど首を絞めてもたりません。

兄もさいきんは元気がないので、ころしがいがありません。

あんなにきらいだった兄なのに、元気がないところしがいがなくって楽しくないのです。ほんとうはもう兄なんていないのでしょうか?

わたしはおかしいのでしょうか?


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