お詫び
昼飯事件があって午後のエネルギー補充ができてない。
午後の授業は眠くなるのが日常だ。
数学の小テスト中に、問題を解き終わって空を見上げてボケーとしているとーー
「カー」
あのカラスだ・・・
「またおまえか・・」
窓枠に何か置いてペコペコしている。
めろんパンだ・・・
まじで?
さっきの弁当泥棒で反省しているのか?
だが・・・よ~く見ると緑色だ。
ふわふわなカビが生えていて臭い。
カラスは得意げに胸を張っている。
パン!パン!このパンカビノーノージェスチャーをするが首を傾ける。
カビパンを指さして、
両手で×を作るが通じない。
口でぱん!ぱん!リップリードで伝えてみると、
「カァ!」
片方の羽を上げて飛び立っていった!
もしかして、マジでパン持ってきてくれるのか!
俺スゲー、カラスと心通じる。
しばらくしてカラスが戻ってくる。
カラフルなパンを咥えていた。
すげー読唇術ができるカラスなんているんだ!
よく見るとひらひらしてパンではなさそうだ。
布っぽい。
「あのカラス、パンツ咥えてる!」
誰かが叫ぶ。
布がヒラヒラ揺れる。
カラスも、違うことに気づいたようで、
「カカァ」
間抜けな鳴き声を出して、ベランダに落とした。
カラスは急いで飛び去って行った。
丁度、チャイムの音がなり、テストを前のクラスメイトに手渡す。
振り向き一言・・
裏面、やってないよ・・
「え! しまったぁぁ」
「アホー」
カラスがいた。
「先生!ベランダにパンツが落ちてるのですが?」
委員長が報告する。
「なんだ~ベランダにパンツを放置したやつは、誰だ?」
俺の後ろにあるドアのカギを開けてベランダに出る。
「こ・・・これは・・・・俺のだ!」
キヤァァァァ!




