表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なおちゃんとボルト君

大好きなボルト君をテーブルに乗せて、今日もたのしく、お話しよう、


なおちゃんは、おかっぱ頭の瞳がとても綺麗な女の子だ。毎日の楽しみは、茶色の毛並みが自慢のミニレッキス、ボルト君と過ごす時間。テーブルの上にそっとボルト君を乗せると、そこからが日課の始まりになる。


「ねえねえ、今日はね――」

なおちゃんのお話は止まらない。学校のこと、空の色のこと、昨日見た夢のこと。ボルト君はというと、静かに首をかしげながら、その声をじっと聞いている。言葉を返すことはない。ただ、動かない。逃げない。それだけで十分だ。


時々、ボルト君は小さく鼻をひくつかせる。その仕草に、なおちゃんはくすっと笑う。「聞いてる?」と聞かれても、ボルト君は答えない。でも、その丸い瞳は、なおちゃんから離れない。


それを見ていると、不思議と心が温かくなる。会話が成立していなくても、想いはちゃんと届いている。人と動物のあいだに、言葉は必要ないのかもしれない。


なおちゃんの声と、ボルト君の静かな存在。その空間には、嘘も駆け引きもない。ただ、やさしい時間だけが流れている。心は、ちゃんと通じ合える。そう、静かに教えてくれる、素敵な世界だ。

人とペットの繋がり、そこには決して嘘はない


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ