オリハルコーン
「可能性がある子を選別します。」
女神さまが、そーれい!と手を振り上げる。
丘の上に大きな岩とそこに
大きな剣が刺さった物が現れた。
「これを抜くのです!」やっぱり。
「あのう、ダメ元でやってみていいですか?」
陽司さんを中心とする、
1960から、1970年代生まれがやってきた。
みんなキャアキャアして嬉しそう。
「抜けたら、エクスカリバーって叫びたい!」
「アーサー王物語か!
はーなーのなーかーのはーなー
そのなは,アーサー♪」
みんなでハモリ出したぞ。
ぞろぞろぞろ。
落下転移人が集められた。
ティル神(ティルクス神は長いからコレでいいかな。女神様もそう呼んでるみたいだし。)
が日本にいるから、日本人中心に。
みんなで剣を手をとる。
うんとこしょ、どっこいしょ。
まだまだ剣は抜けません。
「何人に1人くらいで抜けるだろ。」
「〇〇ンの千本引きなら、当たりは5人に1人?くらいだったっけなあ。」
「おい!あの子抜けそうだぞ!」
「ひかりちゃんじゃないかっ!」
なんと。1人の少女が抜いた!
赤く剣が輝く!
「我は日狩美子なり!」
ノリノリで名乗りを挙げてるぞ。
というかひかりは名字かあ。
行かにも神の使いみたいな名前じゃないか。
これでキマリだな。
剣はますます光輝いて四方にレーザー光線みたいに
放射線状に光が飛び散る!
「おおー!オリハルコーンだ!」
みんなで、モールス信号みたいなのを
打ち始めたぞ。
トントントン、ミツケタ、トリト○、ミツケタ、トントン。
1960から1970年生まれが揃ってやってる、
トントントン。手で足でうってる。
何?ト○トンって。
しかも。セリフは口で言ってるよねえ。
「惚けてないで次はテルだ。」
剣は一応戻してまた刺さってる。
その後掴んだけどぬけなかった、翼くんにうながされた。
えー、もう良いんじゃない?
するり。
ものすごーく抵抗なく剣がぬけた。
刺さってたの岩じゃなくて、
水ようかんだったんでは???
その瞬間岩が消えた、
しーーーん。
みんな静まりかえっている。
えっ?
俺の時はトントンしてくれないの??
剣はものすごく光ってる。
さっきより凄いんでは?
熱っつい!
「では、公正な選抜によりこの二人が候補者になった。拍手!」
割れんばかりの拍手。
でもみんな、ひかりちゃん見てるよね?
拍手の手があっちむいてるよ?
確かに美少女だけどさあ、
僕にたいする扱い酷くない??
あら、ひかりちゃんが俺を睨んでる。
なんでだ?
次に女神さまが手を一振りすると、鞘が出来た。
熱かったから助かりました。
「この剣は我が預かる。」
「この2人には我の元で修行をしてもらおう。
さてと。」
女神様の目が、かっー!!と光った。
「大魔法!
〔時よ還れ!夏の日に!〕」
時よかえれ夏の日に。
なんか昔青池保子さんの漫画でそんなタイトルが
あったような??