がんばれ信州 ~老後のために投資します~
投資がテーマのエッセイです。
なんか毎度のことですが、まとまりがない文章ですけど
せっかく書いたので、公開したいと思います。
よろしくお願いします。
がんばれ信州なんてタイトルにすると、スポーツか何かの応援のように思うかもしれないが、これは長野県の地方銀行の投資信託の愛称だ。
僕はいま還暦で、普通に公的年金を貰うまで約五年だ。その時どれくらい毎月の年金が入るか試算してみたら、公的年金と個人年金を合わせて、十一万を少し超すくらいにしかならない。しかし僕としては毎月十五万くらいないと安心できないのだ。その差額を埋めるべく、世間で話題の新NISAを利用して、資産を増やそうと考えている。
投資の話をすると、そんなのは余裕の金を持っている者がする事だとか、損するのは嫌だとか、否定的なことを言う人がいる。
だがそう主張する人達に反論したいのは、何もしなければ、現状維持のままで終わってしまう事実だ。
特に僕は、公的年金と個人年金を合わせても足らないのは明らかだ。
そこで今まで蓄財してきた僅かな資金だが、それらで資産を増やそうと思う。
僕は、二十年近く前から投資をしていて、NISAが始まるのと同時に、ネットバンクでNISA口座を作った。しかしその頃はNISAの適用範囲が、積み立て枠年間四十万、今でいう成長枠が年間百二十万とあまりにも小さく、またどちらか一方しか契約出来なかったので、遊び範囲で少々投信を買ったまでだった。
数年前コロナショックの折、地方銀行にNISA口座を移した。銀行の案内係に勧められ、成長枠で海外株の投信を買った。それは利益が出たかもしれないが、びびりの僕は、ある程度の利益が出たら全て売ってしまった。
その時、がんばれ信州という投信を見つけたので、案内係にこれはどうかと聞いた。するとこの投信は信州と銘打っているが、若干、長野県内企業の株が入っているだけで、お勧めじゃないとの返答を貰った。
その当時(二千二十年、三月)、がんばれ信州は、基準価格を八千円を切っていて、分配金は出してなかった。
だが、二十四年四月二日の基準価格は、一万八千四百一円だ。四年ちょいで一万以上値上がるなんて、こんな投信は成績の良い方だろう。
遅くなったが、去年、がんばれ信州を購入してみた。今のところ黒字で、だんだんと増えてきている。がんばれ信州はNISAの対象ではないので、ベストな投信とはいえないだろうが、(今日、銀行に行ったら今月中にNISA扱いになるという説明を受けた)名前が良いし損は出してないので、しばらく持っていたい。
今年になりNISAの枠がかなり広がったので、手数料が安いネット証券へ口座を移した。本気に投資について考え、積み立てNISAを始めた。
すると最近ネットを見たり人と話して、投資の王道って安いときに買いなるべく長く所有するのが、ベストだと思うようになってきた。
こんな話がある。
知人が株式を買い貯めて、一億円以上の価値になった。彼は株の配当金だけで年間、三百万円の収入がある。独身、持ち家のせいもあり、贅沢をしなければ一生これだけで、生活できるのではないかと言っていた。
僕もこれに早く気づくべきだった、と後悔している。
それに投資をしていると、経済が気になり社会勉強にもなる。また経済ニュースは、お笑い番組より面白い。
というのも真面目くさって投資情報を解説する、ニュースキャスターを見ていると、人って(僕もその一人だが)どれだけ金が欲しいのかと、その真剣さが滑稽に見えて来るのだ。
金のことを口にすると、浅ましいとか下品とか言う人もいるかもしれない。でも金がなきゃ何も買えないし、優れた医療を受けるのにも金はいる。金がないから人間関係にヒビが入り、逆にあり過ぎて命を狙われたりする。
金さえあれば全て良いとは言わない。だが多いに越したことはないはずだ。
おおよそ僕が年金を支給を始める期限の五年後、投資をして成功だったか失敗に終わるか、今のところ予測は出来ない。また積み立ての期間が、基本五年とは短すぎる。それにがんばれ信州や積み立てNISAが、赤字を出しているかもと不安はある。
しかし、儲かる可能性がある以上、トライしてみる価値は十分にあると思う。
人生一度限り。失敗を恐れて何もせず後悔するより、投資して吉と出るか凶となるか、たとえ悪い結果が出たにしろ、それも人生を味わう出来事だと言い切れる、度胸を持ちたい。
読んでいただきありがとうございました。
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