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異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜  作者: 月城 蓮桜音
第一章

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第51話 陛下と師匠は仲良し ★カミル SIDE

 「国王陛下、第三王子カミルとその婚約者リオが謁見に参りました」

 

「良く来たね。座って話しをしよう。大変だった様だな、疲れただろう?おい、何か出してあげなさい」


 父上である国王陛下にカーテシーすらする暇無くソファに座らされた。普段は謁見と言えば謁見の間で立って行うものなのだが、疲れてるだろうと奥の控えの間で話をする事になったのだ。


「陛下、証拠として動画を撮ってあります。私が魔物を退治し始めたのは、第二王子とその近衛騎士達が戦闘不能になった事を確認してからです。それがこちらの水晶に記録されています。そして、怪我人達1000人以上を治療したのがリオです。それはこちらの水晶へ記録されています。こちらには、第二王子の暴言や近衛騎士の脱退までの一部始終が、前半は音声、後半は動画で記録されております。こちらを先に見ていただけますか?」


「あいわかった。ちと確認するから、ゆっくり軽食でも食べいていてくれるか?爺さん!一緒に見るか?」


 ひょっこり現れたのは師匠だった。


「ワシは一部始終を見ておったからのぉ。まぁ、折角だから、ワシが解説してやろうかの」


 陛下と師匠は仲良し……元々は犬猿の仲なのだが、悩ましい問題で陛下が結論を出せない時には毎回師匠に相談していたようで、信頼関係はあるらしい。


 それなのに、仲が良いのですね?と問い掛けると、2人揃って仲良くなんて無いと言い張るのだ。側から見れば仲良しでしか無いんだけどね。


 リオと軽食のサンドウィッチをつまむ。かなりお腹が空いていたのか、リオにしては沢山食べていた。


「カミル、これ美味しいわよ」


「ん?どれどれ、あぁ本当だ美味しいね」


「カミルはもう少し野菜も食べなきゃダメよ」


「動いた後は、やっぱりお肉が食べたくなるんだ」


「それは分かるけど、ちゃんと野菜も食べてね」


「うん、分かったよ」


 2人で楽しく食べていると、生温かい視線に気づく。


「そなた達はラブラブだな。王太子妃がしっかりしているなら安心だよ」


「本当にのぉ。2人共真面目で、何事にも真摯に向き合っておる。今回もどうすれば丸く収まるか、犠牲者を出来るだけ出さないためにはどうすべきかと、言われなくても必死に考えて行動しておった。人としても、上に立つ立場の者としても、とても素晴らしい事じゃの」


「ほぉ。爺さんが褒めるなんて珍しい。今回の計画はリオ殿が考えたと聞いておる。1番負担が大きかっただろうに、良く頑張ってくれたな。私からも礼を言うよ」


 陛下は軽くだが頭を下げて感謝の意を伝えた。リオは慌てて両手を横にフリフリしている。


「と、とんでもないです!私に出来る事をしただけですので、お気になさらないでください」


「そうは言っても、第二王子の失態は酷過ぎる……リオ殿にも大変失礼な発言を……この世界へ無理矢理に近い状態で来ていただいた上にスタンピードのみならず、王子の尻拭いまでして貰うなんて何とも情け無い……」


「私はカミルとこれからもずっと支え合って生きて行けたらと思っています。今回も、カミルが城下へ魔物が溢れて犠牲者が出ないようにしたいと相談してくれたから手伝う事が出来たのです。適材適所で、私は回復魔法が使えるから治療しただけです。第二王子殿下の事は、カミルとデュークに任せていましたので、そちらはカミルとデュークの頑張りのお陰だと思います」


「何と謙虚な……カミル、そなたとデュークにも後程褒美を獲らせる。何か欲しい物を考えておきなさい」


「陛下、私の願いは決まっています」


「何と!珍しいな。いつも特に何も要らない、必要な物は与えられていると言うカミルが願いを口にするとは」


「陛下……父上、私にも譲れない物が出来たのです」


「あぁ、なるほどな。まぁ良い、一応聞いておこうか」


「はい。私の願いは、少しでも早くリオと……あ、やっぱりちゃんとプロポーズしてからにします!ですので、取り敢えずはサイラスと第二王子の近衛騎士をリオの護衛騎士に任命していただけますか?」


「あぁ、近衛騎士達が自ら志願したのを確認した。どちらにしろ、王太子妃の近衛騎士は必要になるから良いだろう。許可しよう」


「ありがとうございます」


「この後のパーティーには出るのか?」


「はい、出ます。第二王子も出る予定なのかご存知でしょうか?」


「分からぬが、出なければ何があったかと第二王子の取り巻きが出しゃばって来るのでは無いか?探られたく無い腹を探られるのは嫌だろうから、来るとは思うぞ」


「そうですね。それでは後程、パーティーで」


「うむ。この度はご苦労様であった」

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