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異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜  作者: 月城 蓮桜音
第一章

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第25話 発想の柔軟性 ★デューク SIDE

 今日も今日とて練習場で意欲的に練習に臨む、魔導師顔負けの才能を持つリオ殿との訓練時間だ。最近の私の楽しみな時間となっている。


「それでは今日は、魔法と応用と魔道具の話をしますが、リオ殿はどの属性の魔法がお好きですか?」


「私は属性というよりは……結界魔法が好きです。綺麗に均一な魔力を纏わせる感覚が好きなんです」


「ほほぉ!リオ殿は既に上級の防音膜も張れますから、何処までの大きさを安定して綺麗に張れるかを基準にするのも良さそうですな」


「基準ですか?」


「えぇ。例えば……魔力量は数値化されて見えますね。しかし魔法は初級や中級と段階はありますが、威力がどれくらいあるのかまでは分かりません。使えるというだけでは、周りも強さが分からない」


「あぁ、なるほど!魔導師の間でも、得意魔法は威力が強いとか、これは苦手だとかあるんですね?」


「そうです。それを把握する為に、先ずは己が何処まで使えるかを知ります。ただの初級魔法でも、人より練習していれば、苦手な中級魔法より威力が出たりもするので」


「なるほど……確かに、好きな魔法は使いたくなりますから、必然的に上手くなりそうですよね」


「アハハ、リオ殿は魔法がお好きなようで嬉しいですぞ。同じ熱量のある人間でなければ、話なんぞしてもつまらんものですからな」


「分かります!好きな事は、いつまでも話していられますよね」


「リオ殿のように、真面目で魔法に興味があるお方に教えるのは、こちらとしても楽しいものです。深くまでリオ殿の魔法を調べたくはありますが、先ずは応用の説明も入れつつやってみましょうか」


「よろしくお願いします!」


「では、普通に防御膜を張ってみてください」


「これでよろしいですか?もう少し大きくします?」


「私も一緒に入れるぐらいに。あぁ、そうです。リオ殿、既に応用なさってますな……」


「えぇ?」


「防御膜を大きくする時に、注ぐ魔力の量を微調整するでしょう?そして今も維持しておられる。維持する為には魔力を流し続ける必要がある。要は、結界を維持する為に、魔力をゆっくり流し続けていると言う事です」


「えぇ、そうですわね?」


「あぁ……、それが普通の人には難しいのです。防御結界を一時的に張ったらそれで終わり。その結界は10分程度で消滅するのですが……」


「結界を自然に消滅させた事は無いわね。意識して消すというより……解除?してるイメージね」


「………………リオ殿には私から『教える』必要は無さそうですね。リオ殿が疑問に思われた事に答えていくスタイルで良さそうだ。本来、魔法は貴族ならほとんどの人が使えますが、魔力を継続して出し続けられる人自体が稀有で、魔剣士はそれ故に少なく貴重な人材なのです。魔剣士は、威力を微調整しながら剣に纏わせています。多過ぎては剣が壊れてしまう事もありますし、少な過ぎると薄っすら光ってるだけの剣となり、威力はありませんからな」


「あの!私も魔剣士を体験してみたいです!騎士になりたいとかでは無く、剣に魔法を纏わせるんですよね?自衛のためと、殿下に何かあった時に守れたらと。殿下がお強いのは知っていますが、私も殿下を守りたい」


「うーむ、刃物の扱いは……殿下にお伺いを立ててからとしか私からは……」


「いいえ、デューク様。刃の有無は重要ではありませんわ。魔力を纏わせておける金属があるのですよね?練習するだけであれば、ただの魔力を纏わせる事の出来る棒で構わないのです」


「なるほど!威力は出ませんが練習には良さそうだ」


「威力は重要視してませんわ。私のイメージでしかないのですが、魔法を打ち消す魔法ってありますか?」


「あるにはありますが……闇の超級魔法の1つなのですが……扱える者は私を含めてもこの国では数名程度なのです。先ず、闇属性を扱える者が少なく、闇は魔力のコントロールが他の属性より難しいので存在を知っていても練習する者が居ないのです」


「あるのですね!そしてデューク様は使い熟せると。それなら練習して使える様になれば良いだけでしょう?私は超級まで使える条件は揃ってますよね?」


「えぇ、リオ殿は超級まで既に使える条件は達成しておられるが、殿下が上級までと……」


「それは攻撃魔法でしょう?攻撃魔法は、中級と上級で威力や精度を上げる予定だから問題無いわ。私がやりたいのは、剣に魔法を打ち消す魔法を纏わせて、飛んで来た攻撃魔法を叩き落とす……消滅させたいのよ」


「…………………………」


「あれ?無理そう?」


「……いいえ、出来ますが……発想は突飛ですが、確かに身を守るという意味では有用だと関心しておりました。私は使えるのに思い付かなかった……飛んで来た魔法は、消去魔法で直接撃ち消すものだという固定概念があるからでしょうな。リオ殿の発想が柔軟で素晴らしいので驚きました。リオ殿、私を弟子にしてくだされ」


「ふふっ。偶々ですわ。それに、私が頼みたいのはそれだけではありませんの」


「魔力を纏わせる金属の棒は明日にでも準備しましょう。見栄えがそれなりにいい物を作りますからね!それで、頼みとは?」


「デューク様は絵を描くのはお得意で?」


「絵心は全くありませんね……」


「あら、困りましたわ。口頭で説明するにも限界があるでしょう?私も絵は苦手ですし……」


「殿下ならお上手ですよ」


「では、殿下の所へ参りましょう!」


「そうですね。私も気になりますので、急ぎ参りましょう!」

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