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ラベンダー  作者: はまち
4/5

どうしようもない

座っていると、幼児時代の影を見つけた。

クラスの子と混じってかけっこの準備をしている。

次の競技がかけっこなんだろう。列に並びながらソワソワしている。

その表情がなんともかわいい。


ふと観覧席に目をやると

……親父!?

紛れもない、親父の若い時の顔だ!母も横にいる!

声をかけようか、どうしようか。


待て。どういう状況だ?

考えろ、考えろ。


考えている間に「パンッ!」と破裂音がした。

かけっこがスタートした合図だ。5人ずつ園庭のトラックを駆けて行く。

影は次の番だ。影は緊張と期待で表情がぐちゃぐちゃだ。


「パンッ!」


音と同時に影が走り出す。

ぐんぐんスピードに乗って他の4人とは格段に違う走りをしている。あぁ、運動神経が抜群な子ってこういうことを言うんだなと納得してしまった。

そんなことを考えているうちに影は危なげもなく大きな差をつけて1位でゴールした。

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