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勇者なんて面倒事はごめんだ  作者: ガッデム
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1章 2話 

目が覚めてから約1ヶ月が過ぎようとしていた


それほど時間が経てば、今自分が置かれている状況を把握するには十分だった


まずは俺自身について


俺の記憶は全て失っているわけではなく俺自身の記憶だけがなくなっていたのだ


なので、例えば俺がどこの出身でどこの学校を卒業したのかなどの記憶はないが地球や国の名前や知った知識などは残っている


そして俺が何故赤ちゃんになっているかの理由はわからない、ただ俺はこの現象については心当たりがあった


それは『転生』というもの


俺は地球にいたころはライトノベルの小説を嗜む程度だが読んでいた


そこに描かれていた現象に転生というものがあった


簡単に言うと何らかの原因で別の世界の人に変わって憑依または生まれ変わるような形で生きるというものだ


今俺自身におこっていることは転生以外で説明できないのでとりあえずそういうことにしている


その証拠にここは以前俺が住んでいた地球とは全く違う世界だ


俺がいる部屋は木造建築なのか天井や壁は木で建てられていたのだ、それだけではここが地球ではないとは判断できない


ただ、たまに俺の世話をしているメイドが俺を抱え家の周りを散歩してくれる


家の周りは田舎の一言に尽きる


絵でしか見たこともない江戸時代や中世のヨーロッパの風景に近いかもしれない


村と表現するに相応しいと俺は感じた


見える範囲ではあるのが家と畑しか見えない


その家も平屋の一階しかないそれも外から見ても二部屋か三部屋ほどしかない小さい


俺が住んでいる家は他とは違い二階建てになっている


もしかしたらこの村では村長的な良い立ち位置なのかもしれない


話を戻すが地球では少なくとも先進国ではない、もしかしたらテレビで見た発展途上国のジャングルの奥地にある村の線も可能性なくはない


だがある日見たあるものによってここが地球ではない別の世界だと確信した


それはある日の夜に俺は夜泣きをしてしまった


俺の心は大人だ、夜泣きなどするわけがない


だが俺の体は赤ちゃんだからなのか行動や表現は赤ちゃんでしかできなかったのだ


ドアが開き、欠伸をしながらこちらに来るメイドには申し訳なかった


光が足音共にこちらに近づいてくる


俺は光をする方に目を向けると俺は驚いた


何故ならメイドの指が光っていたからだ



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