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勇者なんて面倒事はごめんだ  作者: ガッデム
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プロローグ

処女作品なので暖かい目で見てください

異様な静けさがこの場にはあった


日の光などはなく、壁際にかけてある松明の灯りのみ僅かな光が薄暗い空間を照す


正六角形の石造りの部屋には白いローブを着た者が数十人が各々の作業を黙々と行っていた


ある者は床一面に文字や図形などを描き、ある者はこれから使われるであろう物を指定された所に運んでいた


そんな光景を高台からある男が見つめていた


進んでいく光景を見ながら男の表情は変わっていく


これから来るであろう明るい未来に駄目だとわかっていながらも笑いを抑えることができず、口元を手で抑え震えるの肩を必死で堪える


「準備が整いました」


後ろから抑揚のない声が聞こえる


改めて辺りを見渡すと配置につき、準備を終えた者達が合図を待っているのか皆男に視線を向けている


その顔つきからは緊張が見てとれ、中には落ち着かせよと深呼吸をする者までいた


男はゆっくりと目を閉じた


彼らを見ていると思わず口を開けて笑ってしまいそうになったからだ


本当に彼らは知らないのだと、男の信頼できる近しい者しか教えていなかったとはいえ、今から自分達が行う事の本当の意味を知らないのだと思うと笑いがこぼれてしまいそうになった


「これより勇者召喚を行う!!」


ひとつ小さく息を吐いた男はそう皆に宣言した

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