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リセット〜絶対寵愛者〜【完結】  作者: まやまや
第2章〜奴隷編〜
23/424

リリスの強化

ずっと、孤独だった。

どこにも居場所がなく、頼れる人さえいない。

ようやく手に入れた。

自分の側にいてくれる存在を。



「私も貴方様にお仕えする栄誉を与えられ、誠に光栄でございます。」

「っっ、本当?」

「はい、もちろんです。どうぞ、私に名前を与え、配下として下さいませ。」

「名前?」

「貴方様から私へ名前を付けていただく事で、従魔の契約が完了するのです。ですから、どうか、貴方様から私へ名前を与え下さいませ。」



名前・・・。

どんな良いだろうか?

蜘蛛、アラクネ。

私の為にあらゆる場所に潜み、たくさんの情報を集めて管理する子。

・・・闇のーー


「ーーーー夜、・・・名前、貴方の名前は、リリスっっ、」



リリス。

夜を意味する言葉。

リリスに名前を与えたその瞬間、私達の間の繋がりが強固になったのが分かった。



「・・リリス。私の名前。あぁ、素晴らしい名前をありがとうございます、我が主。」

「ふふ、喜んでくれて良かった。リリス、私の事は主ではなくて、ディアって名前で呼んで?」

「かしこまりました、我が愛おしき主人、ディア様。」



リリスは微笑んだ。




名前:リリス

LV1

種族:アラクネ

隷属:ディアレンシア・ソウル

称号:蜘蛛の女王(クイーン)、寵愛されし者

HP:800/800

MP:1200/1200





◇◇◇◇




従魔、リリスを無事に配下にした翌日。



「ーーーーさて、リリス。」

「はい、ディア様。」



ソファーに座る私の足下の側に、恭しく寄り添うリリス。

そこに#女王__クイーン__#としての威厳は微塵も感じられないのだが、良いのだろうか?

まぁ、この場には私以外いないんだから、良いか。



「これから、私がリリスに足りないスキルを与えるね?」

「よろしくお願いします、ディア様。」



失った魔力も完全に回復したので、さっそくリリスのスキルを増やしていくよ!

じゃあ、始めにーーーー




『スキル『スキル付与』を作成しました』




はい、いつも恒例のスキル習得のアナウンスさんです。

新しい、私のスキルの作成です!

内容はーーー




スキル付与

与えたいスキルを対象者に付与する。

ただし、制約として自分の配下、又は関わりの深い者に限ってしまう。




ーーーーよし、完成!



「・・・うーん、新しく作った『スキル付与』を使うには、少し制約があるのか・・・。」



まぁ、自分の配下になった子にしかこのスキルを使用しないから、関係ないかな。



「では、まずリリスに与える予定のスキル一覧はーーーー」




『経験値倍増』、『マップ』、『鑑定』、『隠密』、『気配察知』、『危険察知』、『幻惑』、『攻撃力上昇』、『防御力上昇』、『魔力回復上昇』、『状態異常耐性』、『身体強化』




ーーーーこれ。

情報を扱うリリスには、隠密や気配察知、幻惑なんかの魔法を付与させる。

レベルが1の割に魔力が高いから、これから魔法系を増やしていきたいかな?




隠密

人の目に触れず、隠密性に優れたスキル。




幻惑

任意の相手に幻覚を見せる事があるが、レベル差が有ればレジストされてしまう場合がある。




以上のスキルをリリスに付与してみた。




名前:リリス

LV1

種族:アラクネ

隷属:ディアレンシア・ソウル

称号:蜘蛛の女王(クイーン)、寵愛されし者

HP:800/800

MP:1200/1200

スキル

経験値倍増、マップ、鑑定、隠密、気配察知、危険察知、幻惑、攻撃力上昇、防御力上昇、魔力回復上昇、状態異常耐性、身体強化




強化後のリリスのステータスがこれだ。

うん、なかなか良い感じだね。

リリスの強化の仕上がりに満足である。



「ディア様。」

「うん?」

「この力をディア様の為に役立てて見せます。まずは、私の配下にこの街の情報を集めさせます事をお許し下さい。」

「ふふ、すごく頼もしい。許すわ、よろしくね?」

「はい、お任せを!必ずディア様のご期待に添えられる様に励みます。」



戦力の確保は出来た。

ーーーーさぁ、次はお待ちかねの奴隷商へと行こう。

女将さんに教えてもらった奴隷商、オーヒィンス商会へと私とリリスで向かう事にする。

でも、その前にーー



「リリス。」

「はい、ディア様。」

「貴方は配下と共に、先にオーヒィンス商会に行き、そこにいる奴隷の情報を出来るだけ集めなさい。」



せっかくのリリスの能力。

使わない手はない。



「奴隷の中にリリスが何か気になるような子がいたら、私に教えて?」

「かしこまりました、ディア様。」



恭しく一礼したリリスの身体が私の影の中に消える。

私から離れるリリスの気配。



「さて、貴方の力のお手並み拝見よ、リリス。」



期待しているわ。




名前:ディアレンシア・ソウル

LV32

性別:女

年齢:16

種族:人族

称号:世界を渡りし者、神に見守られし者

HP:2400/2400

MP:2150/2150

スキル(一部隠蔽中)

言語理解、空間収納、鑑定、経験値倍増、マップ、気配察知、危険察知、隠蔽、状態異常耐性、体力回復上昇、魔力回復上昇、攻撃力上昇、防御力上昇、身体強化、精神耐性、全属性魔法、詠唱破棄、武器作成(強)、思考加速、剣術、体術、転移、威圧、従魔召喚、スキル付与




ユニークスキル

創造魔法



従魔:リリス



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