表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リセット〜絶対寵愛者〜【完結】  作者: まやまや
第6章〜宮廷編〜
163/424

ペガサス

なんか、段々と2人の事が可哀想になってきたかも?



「・・いや、いかん。」



ここで私が甘い顔をしたら、2人への罰にならない。

うん、やはり2人の事は放置だ。

それが良い。



「罰として2人の事を放置している、その間に、」



ーー・・新しい従魔を作りますか。

新しい従魔はどんな子かは、言った通り前から考えていたペガサス。

この先の旅に必要な家族になる子だ。



「アディライト、これから新しく従魔を作るから、その間の護衛はよろしくね?」

「はい、お任せ下さい、ディア様。」



と言うわけで、無防備になる間の護衛をアディライトに任せ、自室のソファーに座る私は、さっそく新しい従魔を頭の中に思い浮かべる。

真っ白なペガサスの姿を。



「ーーーーっっ、来て、私の元へ!」



浮かび上がる魔法陣。

その魔法陣へと自分の魔力を流し込む。



「っっ、あっ。」



私の身体から一気に抜けていく大量の魔力。

ひどい目眩に目を瞑る。

何度やっても、この目眩には慣れない。

従魔の作成には、ほとんどの魔力を消費するから致し方ない事なのかもしれないが、辛いものがある。



「ふう、」



なんとか目眩も治ったかな?

まだ魔力を失った事による身体の気怠さは残るが、そこまで辛くはない。

そっと、目を開く。



「ーーーー・・っっ、あっ、」



目を開けた、その先。

真っ白な毛並みの、青い瞳で私を見つめるペガサスの姿があった。

私が思い描いていた通りのペガサスの姿。



「まぁ、これがペガサス。とても綺麗な姿ですわ。」



アディライトも感嘆の声を上げる。

それほど優美な姿の姿。

見惚れる私の元へ近付くと、ペガサスが私の手に擦り寄ってくる。



「私の従魔になってくれるの?」



頷くペガサス。



「っっ、か、可愛いんだけどッ!」



胸を撃ち抜かれる。

なに、その可愛らしい仕草。

ペガサスのあまりの可愛いさに私は悶える。



「さ、触っても良いですか!?」



手をわきわき。

怪しい人間に見える?

このペガサスの可愛さの前に平常心など皆無。

触りたあ欲求に抗えません。



「その可愛らしさに愛でたくなる気持ちも分かりますが、少し落ちついて下さいませ、ディア様。その前に名前を与えてあげたらいかがですか?」

「はっ、」



そう、だった。

危ない、アディライトに止められなければ暴走するところだったよ。



「うーん、名前、ね。」



不思議そうに顔を傾げるペガサスの青い瞳を見つめる。

綺麗な青。

まるで、夜空に輝く星のようだ。



「ん?」



・・・星のよう?



「決めた。貴方の名前は、エトワール。」



星を意味する名前。



「エトワールって、どう、かな?」



この名前を気に入ってくれると良いんだけど。

ペガサスが嬉しそうに私に擦り寄る。

私の心配は杞憂だったようだ。



「ふふ、どうやら気に入って下さったようですね、ディア様。」

「ん、」



私に擦り寄るエトワールの鼻先を撫でた。

よろしくね、私のエトワール。

名前は決まった。

私とエトワールの間に強い絆が生まれる。



「うーん、と言っても、エトワールと話せないのはなぁ。」



エトワールは賢いのか私の言葉をちゃんと理解しているみたいなんだよね。

偉い子だよ。



「ディア様、なら、念話のスキルをエトワールに与えてはいかがですか?」



助け舟は、アディライトから。

おぉ、その手があった。



「なるほど、念話、ね。確かに、それならエトワールと話せる。」



念話は絶対にエトワールに与えたいスキルだ。

と、その前に。



「エトワール、鑑定しても良い?」



確認しなくちゃ、ね。

親しき仲にも礼儀ありって言うし。



「鑑定でエトワールについて、詳しい事を知りたいの。良いかな?」



頷くエトワール。

これは良いって事だね。

では、早速エトワールの事を鑑定。




名前:エトワール

LV1

種族:ペガサス

隷属:ディアレンシア・ソウル

HP:1080/1080

MP:1200/1200




エトワールは、MPが高い。

後衛向きだ。



「こるならエトワールには、皆んなへの支援や回復系を担ってもらうのがベストかな?」



支援や回復系は多い方がいいからね。



「あと、防御とか?」



結界系のスキルもあったら良いかも。

馬車の保護にもなるし。



「と、なると、」



エトワールに与えるスキルは。



気配察知、危険察知、攻撃力上昇、防御力上昇、魔力回復上昇、状態異常耐性、身体強化、思考加速、光魔法、風魔法、詠唱破棄、経験値倍増、気配遮断、俊足、結界術、念話



って、所かな?




よろしければブクマ、良いねボタン、感想、そして誤字報告お願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ