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Weekly*9

*Sunday


会えない時間も

繋がっていたい?


電話とか

LINEとか?




そぅいうの、とても億劫


一緒に過ごす時間は楽しいけれど

それ以外のときは

適度に放任がいい



ナニシテル?

ナニヲタベタ?

ダレカトオハナシチュウ?

アシタノヨテイハ?



管理したがる人って苦手

尋問のようなLINEに時間を割かれるのはイヤ




恋に

純粋を求めなくなったのは

いつからだろう



「感じ」が良いこと


しつこくないこと

詮索好きではないこと 

カマッテチャンではないこと


「大人」であること


察しがいいこと

引き際を心得ていること

ルール違反しないこと




愛がある


その愛って、たとえばどんな?





懸けるものがなくても




それはそれで

愛と呼んでいる



*Monday


ときめいたり



焦がれたり



そんな感覚は

ずっと不在のまま




必要とされること


ただそれだけに

命をふくらませていた




要らなくなったと

感じると


大急ぎで

トランクのなかに

痕跡となるものを

詰めこんで



全力で

走れるところまで

走りきる





必要とされること


ただそれだけで

命がふくらんでゆく





この胸いっぱいの

勲章のように




*Tuesday


こころの



もろい所に

ついたてをして


ひとめに触れないよう

息をひそめる



強いほうへ

強いほうへ

いざなって



意気地のない自分を

カムフラージュする




ほんとうは



弱さが


弱さを惹きつけていたの






こころの

もろい所に

鍵をかけて



ひとめに触れないうちに

そっと葬ろう



明るいほうへ

明るいほうへ

いざなって



花びらの散る

空をあおぐ




*Wednesday


夕日に向かって

ペダルをこぐ


髪が

頬が

胸が


オレンジ色に照らされて



悲しかったはずの心が

ゆっくり呑まれてゆく



このまま

君に会いに行こうかな…



君のことが必要だって

言えるような気がするんだ



*Thursday


その腕の




その胸の





狂おしく隆起した

筋肉に宿る熱の





着衣のうえからも

それとわかる情熱の…




かれはソレイユ







小さな顎を

わずかに傾けて

 


望ましい角度に

直されるのを待つ…





われはリユヌ





One is not born、

but is rather becomes、a woman


ひとは女に生まれるのではない

女になるのだ

        by ボーヴォワール



*Friday


光溢れる空も


雲が蓋をした空も



そこにあるのは

いつも見上げる空なのに



胸が塞がる日は

青が沁みて


心踊る日は

どこまでも高く

突き抜けていく




清らかなものだけが

美しいとはかぎらない



なげやりに聞こえた

言葉の数々が

今ごろ胸にしみる





幾度もゆだねた

あの

しなやかな腕の強さに



ブランケットごと包まれる

安息の午後が欲しい





*Saturday


雨の

匂いがする



どこかでもう

泣きはじめている



笑え



笑え



待ちくたびれて



雨がもう



そこまできている






小さく恨んだら

放り出す



後悔が追いついて

しまう前に



叫ぶ



叫ぶ



空っぽの胸





雨がもう



そこまできている





*and every day




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