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windy
スカートの丈を
気にして歩く
君のとなりに
並んで歩く
風に揺れる
長い髪が
僕の頬を撫でている
次の春も
いっしょにいられるかな
淋しげな肩が
心もとない
ささやかな願いさえ
かなえてあげられなくて
ごめん
君をさらえない
弱さを憎んだ
とれそうなボタンを
引きちぎって
ポケットのなかに
しまいこんだ
少し風が
強くなったね
君の笑顔が消えてしまった
次の春は
いっしょにいられるかな
いつでも会えない
距離が悲しい
気休めの言葉さえ
かけてあげられなくて
ごめん
君をさらえない
ぼくを憎んで




