表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/102

usual

知りたがりの君に


愛が何なのか教えてあげる



カップの底に

僅かに残る珈琲を


両手で包み込んで

温めるように



ベッドのわきに

落ちている靴下を拾って


毛布のなかで凍える足に

そっとはかせるように



愛は

日常だよ




よそゆきの靴で

泣きながら歩く坂道


君をおぶって


首に回された

柔らかな袖の匂い




小銭が見つからなくて

慌てている君の後ろから


料金箱に

ふたりぶん投げ込んで


君を抱えて降り立つ

誰もいないバス停



愛は

日常だよ



ときどき

君は迷って


冷たい床の上で

膝を抱えて泣いていても



愛が何なのか

知ろうとしなくたっていいさ



愛は

君のそばで


瞬いているんだ



愛は


日常なんだよ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ