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Rain

夜明け前に降りだした雨


垂れこめる雲は


この街を覆いつくして



君を最後に見たホームのはしで


濡れたベンチにとどまり


始発からもう何本も


各駅停車を見送った



笑い声は快活だけど


泣くときはいつも


声を殺していた



くしゃくしゃのハンカチを


放ってやると


黙って鼻におしあてた



君が降らせ


ぼくが受けとめる


雨の心地よさ



容赦ない真夏の陽射しも


哀しみの滲むみぞれも


うまくやり過ごせているよ



違う角度から見上げる


空の色も


どこかで溶け合う


同じ空







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